熊本市の福田病院で生後2週間ほどの赤ちゃんにやけどをさせたとして、看護師だった女性が書類送検されていたことが分かりました。
業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、福田病院に勤務していた20代の元看護師の女性です。
警察などによりますと、元看護師は去年8月、生後2週間ほどの女の赤ちゃんを沐浴させた際、赤ちゃんの下半身にやけどをさせた疑いがもたれています。
赤ちゃんは下半身の皮膚が赤くただれて、熊本市内の別の病院に救急搬送され、現在も通院しているということです。
福田病院によりますと、元看護師は温度計の表示が40度だと目視し、手袋をはめた手で熱さを確かめたと話していますが、自分のひじを湯につけて確認する手順を踏んでいなかったということです。
元看護師は先月21日付けで書類送検され、去年12月に病院を依願退職したということです。
福田病院は「患者様に対して大変申し訳ない気持ちです今後も回復を第一に考え対応し捜査にも協力していく」と話していて、家族へ補償をする考えです。