熊本地震の記録

り災証明書の発行本格的に始まる 一部で混乱も    2016年5月17日、20日

160517risai.jpg熊本市で5月17日から、本格的にり災証明書の発行が始まり、仮設住宅などへの入居を希望する多くの市民が熊本市役所を訪れました。被害の判定は「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」の4段階に分かれ、判定によって国からの支援金や仮設住宅の入居条件などの支援に差が出ます。

すでに写真判定をもとに一部損壊家屋のり災証明書の発行を行っていましたが、半壊以上の被害の判定には現地調査が必要なため、被災した家屋の調査を続けていました。

この日からは現地調査に基づく証明書の発行が始まり、あわせて作業効率化のために専用のパソコンを導入されました。熊本市にはすでに約6万件の申請が寄せられています。南阿蘇村では19日からり災証明書の発行が始まる予定です。

* * *

被害が大きかった益城町では5月20日から「り災証明書」の発行が始まりました。町では被害が大きかった地区から順次発行する予定で、初日は寺迫や安永など一部の地区の住民を対象に、グランメッセ熊本の特設会場で発行が始まりました。町には19日までに約1万800件の申請があり、5月29日までに町内全ての地区でり災証明書を発行する予定です。

しかし、初日は手続きをめぐり混乱もあり、「『県道の南側はきょうから来て下さい』ときのう電話で確認したのに、きょうはダメですと(言われた)。もう少し連絡を密にしてもらわないと」という住民もいました。

また、証明書を受け取った人の中には「地盤があっての上物ではないかなと(思うのに)、地盤の方は判定の中には入りませんということだった」など。判定結果に不満を持つ人もいました。

エントリー