熊本地震の記録

益城町の仮設団地に響くハーモニカの音色        2017年1月12日

0112hamoA.jpg益城町寺迫に暮らしていた人たちが、木山仮設団地の「みんなの家」で久しぶりに交流会を開き、ハーモニカの音色が響き渡りました。

7年ほど前から続いていた交流会でしたが、会場となっていた公民館が熊本地震で被災して活動は休止。住民たちも仮設住宅などへ引っ越し、顔を合わせる機会が減っていました。

自宅が全壊し、今も敷地に建てたプレハブで生活を続けている高宮千恵子さん(79)は、地震以来初めての交流会を待ちわびていました。愛用のハーモニカは倒壊した自宅の中から無事に見つかりました。「あー出てきてよかった。そしてどうでんこうでん(どうにか)吹けたからよかったです」という高宮さんでしたが、人前で演奏するのは地震以来初めて。プレハブの自宅での練習に力が入ります。

0112hamoB.jpg「久しぶりです。稽古(練習)もできていないから...」と言っていた高宮さんでしたが、童謡「七つの子」や「ふるさと」などを演奏し、参加者は懐かしく切ないハーモニカの音色にあわせて口ずさんでいました。 参加者は「懐かしいですね。みんな仮設に入ったりしてなかなか会う機会がないんですよ」「聞いていて涙が出てきました」 と話していました。

高宮さんは「きょうは楽しかったですね。元気な間は続けていきたいと思います」と笑顔を見せていました。交流会は今後も毎月1回開かれるということです。

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