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衆院熊本4区を3分割 市区町分割は解消 区割り審勧告     2017年4月19日

170419kuwari.jpg衆院選挙区画定審議会(区割り審、会長・小早川光郎成蹊大客員教授=写真右=)は、小選挙区定数を「0増6減」して「1票の格差」を是正する区割り改定案を安倍首相に勧告しました。6つの県で定数が1減り、熊本県は現行の熊本4区を3分割し、2、3、5区にそれぞれ統合したうえで新たに4選挙区に再編する案です。

勧告を受けて政府は公職選挙法改正案を今国会中に成立させる意向で、周知期間を経て夏ごろに新たな区割りが施行される見通しです。

170419_選挙区割り.jpg区割り熊本市.jpg区割り案によると、熊本市では南区の一部が他の南区と同じ2区に、3、4区に分かれていた山都町もすべて3区に区割りされ、1つの市区町が2つの選挙区に分われる状況は解消されます。新1区は中央区、東区、北区の全域で構成され、新2区には南区と西区の全域が入ります。

 現4区は、熊本市南区の一部が現2区に、御船、嘉島、益城、甲佐、山都の上益城郡5町は現3区に統合。残りの地域は現5区に統合され、県のほぼ半分を占める新4区となります。

熊本市の選挙区は4つから2つに減り、行政区ごとの仕切りとなることで、有権者には分かりやすくなるという声もあります。熊本市によると、期日前投票と開票作業で、140人の人員と570万円の予算が削減できるようになるということです。

現在、県内の5選挙区は自民党が独占しており、定数が1区減ることで現4区の園田博之氏(75)、現5区の金子恭之氏(56)の候補者調整が進むとみられます。

改定案の区割りごとの市区町村と2020年見込みの新選挙区の人口、基準となる鳥取1区との「1票の格差」は次の通り。青字は新たな区割りで分割・消滅する現4区の市町村

【1区】熊本市中央区・東区・北区 ▽51万8793人、1.869倍

【2区】熊本市西区・南区(旧富合町、城南町)、荒尾市、玉名市、玉東町、和水町、南関町、長洲町 ▽37万7560人、1.360倍

【3区】山鹿市、菊池市、阿蘇市、合志市、大津町、菊陽町、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町 ▽38万0214人、1.370倍

【4区】八代市、人吉市、水俣市、天草市、宇土市、上天草市、宇城市、美里町、氷川町、芦北町、津奈木町、錦町、あさぎり町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村、苓北町 ▽47万0901人、1.697倍

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