参院選

震災からの復旧・復興 各候補は被災地で何を訴える     2016年7月7日放送

地震からの復旧・復興が始まったばかりの熊本で行われる参院選。各候補者は被災地でどのような戦いを繰り広げ、復旧・復興についてどう訴えているのでしょうか。

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6月25日、益城町に選挙カーを走らせたのは、無所属で新人の阿部広美候補(49)。「この益城の復旧と復興、取り組み続けてまいります。尽くし続けてまいります。言い続けてまいります」

弁護士として8年間、法律相談を担当した町で、復興への決意を訴えました。地震後も避難所などで法律相談を行ってきました。

公示後は野党各党の幹部も応援に熊本に入りました。熊本を訪れた共産党の志位和夫委員長は「特別法を作って、全額国が負担すべきだと政府に申し出たんです。ところが(政府は)国会に法律も出さないで終わりにした。こんな無責任な姿勢はありません」と政府の地震への対応を批判しました。

阿部候補も「建物解体も進んでいないし、ものすごく取り残されているなと感じる。選挙戦になってかえって止まったみたいで、選挙があるから復興が止まっているというイメージを持ってしまう」と語ります。終盤戦は隈本市や八代市を中心に支持拡大を図ります。一方、7月4日に遊説した阿蘇地域では、復興を旗印に掲げる他候補を意識して、自公政権への批判票の取り込みも狙っています。

「震災からの復興は選挙の争点にするようなものなんでしょうか」「この南阿蘇村の復旧を本気で考えて、選挙が終わってもずっとずっとずっと言い続けて声を上げていくことが必要なんじゃないでしょうか」

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160707matsumara_R.jpg6月28日、益城町の復興市場を視察したのは、自民党現職の松村祥史候補(52)。「被災されて大変ですね。頑張りましょう」

選挙期間中は防災服姿で県内を回っています。この日はたすきも外し、商店主らの要望を聞きました。「いまどき選挙か、というお気持ちもありましょうから、そこは有権者の皆様方のお気持ちを考えて、うちの事務所なりに配慮したところです」

被災地では意見交換会を開き、地震後1か月で成立した政府の補正予算や被災者向けの支援制度んついて説明しました。直接の地震の被害が少ない上天草市では園田博之衆議院議員が応援に。園田議員は「松村さんにしてみれば選挙運動をしているという実感は全くなかっただろうし、あるいは不安に思うところもあったと思う」「ようやく天草で選挙活動ができた」と話します。

復興をテーマに掲げる松村候補は一貫して地震後の政府の対応の早さをアピールし、続投を訴えています。

「今回の震災の復旧、復興に当たっては、まさしく政権与党の責任政党の実現力が発揮できたと思っています」「誰もが明日の暮らし、明日の仕事のことだけで精いっぱいのなかで、選挙のお願いをするのは心苦しゅうございます。しかし、いまだからこそ、やっぱり政党が必要なんだと思います」

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160707kinoshita_R.jpg6月26日、熊本市南区島町で辻立ちするのは、幸福実現党の木下順子候補(57)。支持母体の宗教法人を足がかりに、各地で辻立ちや演説を行っています。益城町などの被災地では、党の政策である消費減税を強調しています。

木下候補は「復興が遅れているというのをすごく感じます」「被災されている方の心に寄り添うような形でお話しできればいいな、という感じで街宣させていただいています」と話します。

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160705hotohuji_R.jpgなお、政治団体「支持政党なし」の新人、本藤哲哉候補(62)は本部の指示で、街頭演説などの選挙活動は行っていません。

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