参院選

初の18歳選挙権 各候補は若者に何をどう訴える?     2016年7月5日放送

選挙権が「18歳以上」に引き下げられた今回の参院選で、それぞれの候補は若者に何を訴え、どう支持を広げようとしているのでしょうか。

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160705abe_R.jpg保守王国・熊本で、野党各党や護憲派の市民団体と連携する無所属の阿部広美候補(49)。特徴的なのは、週末の選挙活動です。

「選挙に行こうよ」「みんなの暮らしに税金使おう」。支援する若者のグループと、熊本市の繁華街でアピールや演説を繰り返しています。

「今の政治が本当に若い人、子どもたちを切り捨てているように思えてならない。学費はどんどん上がっていく。世帯の平均年収はどんどん落ちていく。だから奨学金を借りないといけない。教育にお金がかかりすぎているのを何とかしたい」

狙いは若い世代を中心とした無党派層の票の取り込み。推薦する野党各党の支持基盤が弱いことから、若年層向けの政策をアピールし、勝機を見出そうとしています。阿部さんは「若い人たちに(政治を)身近に思ってもらう。政治にかかわることはカッコ悪いことじゃないと思ってもらえたらと思う」と話します。

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160705matunura_R.jpg選挙戦序盤に若者や無党派層を意識したアピールをしたのは、自民党の松村祥史候補(52)です。

「きょう18歳になったって!じゃあ今回が本当に初めてだ」「しっかり見て自分の信じる1票、その結果が松村候補だったらうれしいけど」。若者に語りかけるのは小泉進次郎衆議院議員。松村さんは知名度が高い小泉議員とともに、高校生に選挙への参加を呼びかけました。

「具体的になかなかここ、というのは難しい。しっかりと18歳に対するメッセージが送れるかだと思う」

陣営はホームページに、選挙のルールなどを説明した若者のページを設けています。しかし、県内全体から幅広く票を得るために組織選挙を展開し、選挙戦中盤以降は特定の年齢層に照準を絞った活動はあまり見られません。

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160705kinoshita_R.jpg若者が選挙について話し合う場に参加した幸福実現党の木下順子さん(57)。10代から30代の男女に「政治を自分に身近なこととして受け止めてほしい」と訴えました。

木下さんは「今18歳19歳の人が大人になって自分たちが社会、日本を背負って立たなければいけないんだ、という気持ちで真剣に考えることが一番大事と思う。みんなにわかりやすく政治のことを伝えられるように自分自身も努力していきたいと思う」と話します。

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160705hotohuji_R.jpgなお、政治団体「支持政党なし」の新人、本藤哲哉候補(62)は、街頭演説などの選挙活動は行っていません。選挙担当者は「新しい選択肢として、若い世代を中心に知ってほしい」と話しています。

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