参院選

全国初 参院選で野党統一候補     2015年12月23日

来年夏の参議院選挙をめぐり、全国で初めてとなる共産党を含む野党の統一候補が実現しました。安全保障関連法の廃止を目指す民主党や共産党など県内5つの政党と市民団体は、弁護士の阿部広美さん(49)を熊本選挙区に擁立すると発表しました。

「安保関連法が成立したことにより、この国の政治はまさに国民の命まで切り捨てようとしているのではないか、そういう危惧を抱いた」「この立憲主義、民主主義を守れるかどうか、それが来年の夏の参院選が最後のチャンスではないかと思っている」

阿部さんは、出馬要請していた民主党、共産党などの野党各党や安保関連法の廃止を求める市民団体などの関係者とともに出馬表明の記者会見を開きました。この中で「今の政治は大企業や富裕層と癒着し、弱者を切り捨てようとしている」と、自民党政権を強く批判しました。

阿部さんは大阪府出身で、2005年に熊本で弁護士登録し、女性問題や労働問題のほか、安保関連法の廃止に向けた活動を続けています。今回の擁立をめぐっては、共産党を含む県内5つの野党が安保関連法廃止で一致し、統一候補を擁立することを決め、阿部さんに出馬を要請しました。共産党はすでに熊本選挙区で芋生よしやさんの擁立を決めていましたが撤回し、全国初の野党統一候補が実現しました。共産党県委員会の日高伸哉委員長は「野党が多くの市民団体の皆さんと力を合わせて選挙を戦って、この1人区(熊本選挙区)で自民、公明を打ち破っていく必要がある」と話しています。阿部さんは野党各党の推薦を受け、無所属で出馬します。

参議院選熊本選挙区には自民党の現職で3期目を目指す松村祥史さん(51)も出馬表明しています。松村さんは野党統一候補の擁立について、「政策が違う方々が寄り合い所帯でやられて、都合のいい関係で成り立つのかなというふうに感じている。(安保関連)法案成立後、地元にも丁寧にお話しているし、特段それ(安保関連法)だけが争点ではないと思っている」と話しました。

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