熊本城と加藤清正

緒方正実さん自伝出版 「体験を次世代に残すのは被害者の役割」    2016年11月24日

161124ogatajiden.jpg

水俣病公式確認から60年のことし、水俣病患者で水俣病資料館の「語り部の会」の会長を務める緒方正実さんが、27日に自伝を出版するのにあわせ、記者会見を開きました。

緒方さんが出版する『水俣・女島の海に生きる わが闘病と認定の半生』(税別2700円)には、漁業が盛んな芦北町女島で生まれ育った緒方さんが、水俣病と闘いながら患者に認定されるまでの半生が綴られています。本の中で緒方さんは、生まれ育った芦北町での闘病生活や認定申請をして、4回も棄却されながら、10年かけて患者認定を勝ち取る経緯などについて記しています。語り部としての活動だけでは伝えきれなかった思いを300ページ以上にわたり、話しかけるような言葉で表現しました。

会見で緒方さんは「自分が体験した水俣病を次世代の人たちの為に残しておく。それが水俣病の被害者の役割だと常に私は受け止めています。この本をきっかけとして、一人でも多くの人の生きる勇気や力になってもらえれば幸せです」と話しました。

エントリー