くまもとの祭り

竹振り回す鬼神から御幣を奪う 菊池市で穴川夜神楽         2017年1月5日

170105KAGURA.jpg菊池市の山あいの集落にある穴川菅原神社で、伝統の穴川夜神楽(あながわよかぐら)が行われました。

穴川夜神楽は肥後神楽の流れをくみ、300年以上続いているといいます。神楽は宵の口から始まり、穴川夜神楽保存会がまず「榊」の舞を奉納。その後も「御幣」「二剣」「四剣」「弓」「弓剣」「練り」「歌神楽」「奉剣」の8つの舞が次々と披露されました。

9つの舞を終えたとき、恐ろしい形相をした鬼神が現れます。10番目の「鬼神」の舞いで祭りは最高潮に。荒ぶる国造神の化身とされる鬼神は、いったん神主役の舞手になだめられ、最初は穏やかな舞を披露し、人々を青竹の先につけた御幣で清めます。しかしお清めが済むと鬼神は暴れ出し、青竹を振り回して襲いかかってくるのです。

里帰りするなどして集まった地域の若者たちは、竹を振り回す鬼神の攻撃をかいくぐり、青竹の先についている御幣を奪い取ろうと、鬼神と真剣勝負の激しい攻防戦を展開します。御幣を奪うと1年間無病息災のご利益があるとされています。

鬼神から奪い取った御幣は小さくちぎられて集まった人に分けられ、鬼神に立ち向かった若者は勇気ある者として讃えられます。今年御幣を奪った若者は「毎年来ています。2回打たれたが取れてよかった」と話していました。

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