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【東京・渋谷】幻の大豆「八天狗」定食 限定販売        2017年1月17日

170119nattouA.jpg山都町水増(みずまさり)集落でのみ栽培され、幻の大豆とも呼ばれる「八天狗」で作った納豆の限定販売が東京・渋谷ヒカリエの「d47食堂」で始まりました。県内の納豆メーカー「マルキン食品」が調理した納豆を使った定食を1550円(税込)で提供します。販売初日にはくまモンも駆けつけ、幻の大豆で作った納豆定食をPRしていました。

「八天狗」は、山あいの小さな集落で暮らす農家が人知れず自家用につくり続けてきた大豆です。普通の大豆と比べてヘソの部分が黒いのが特徴で、甘み、うまみが濃いのが特徴です。農林水産省の農業生物資源研究所がゲノム解析をしたところ、データベースに記載がない日本古来の「幻の在来種」であることが判明しました。水増の人たちはこの在来種大豆を大切に受け継ぎ、育てています。

なぜこの名前がついたのかははっきりしませんが、山都町はかつて修験道の修行の場とされていますが、行者らは神に近い神通力を持つ8人の大天狗を信仰の対象にしていたそうです。水増集落には大豆を醤油と砂糖で煮た「座禅豆(ざぜまめ)」という料理も伝わっています。「天狗」や「座禅」に関係する行者らが命の糧としてきた大豆を「八天狗」と呼んだのかもしれません。

現在は水増集落を中心に、無農薬、無肥料の自然栽培による作付を増やしています。納豆、煮豆、味噌、豆乳などに加工してもおいしく、深みのある味わいのファンは全国にいるそうです。地元では「八天狗」を町おこしの特産品にしていければと考えていますが、八天狗は収穫量が少なく、今回の定食も東京・渋谷でのみ、しかも期間限定となりました。マルキン食品は「熊本では当分販売の予定はない」と話しています。

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