熊本地震の記録

木山仮設団地「みんなの家」完成 学生と住民がもちつきで交流   2016年12月3日

1205MOTITUKIa.jpg益城町の木山仮設団地の交流施設「みんなの家」が完成し、整備に関わった学生と仮設団地の住民の交流イベントが行われました。

完成したみんなの家は約60平方メートルで、室内は空間を自由に使いたいという住民の要望に応えて柱は極力少なく設計されています。意見交換会に参加し、住民の要望を集約するのにひと役買ったのが山口大学と九州産業大学の学生たちです。

1205MINNNAB (3).jpg室内のいすやテーブルは全て彼らの手作りです。学生のひとりは「元々あった豊かな暮らしを少しでも取り戻せるようにしたい」と話します。この日は学生たちと一緒に完成を祝おうともちつきが行われました。

もち米をたき上げたのは仮設団地で暮らす女性たちです。炊き上がったもち米を石臼に移した後、学生が杵でつきました。学生たちの手つきはどこかぎこちなく、危うく臼からもちが飛び出しそうになった時もありました。経験豊富な大先輩たちに教えを請いながら徐々にコツをつかんでいました。

にぎやかな声に誘われて。「何をおいても人と会う人と顔を合わせるのはいいことですよ」と、住宅からら出てくる住民も。 住民と学生たちが力を合わせて作ったおもちにはからいもを入れられ、学生は「おいしいです。さすがです」とうれしそう。昼過ぎから始まった餅つきは夕方まで続きました。住民のひとりは「しばらくぶりにこんなににぎやかな雰囲気を味わえました。これまで避難所とか仮設で、静かな雰囲気が多かった。それがみんなで集まってできるって幸せだなと思います」と話していました。完成したばかりのみんなの家が、さっそく世代を超えた交流の場になりました。

みんなの家は110ある仮設団地のうち62の仮設団地に84棟整備される予定で、これまでに木山仮設団地など74棟が完成。年内には整備を終える予定です。

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