熊本地震の記録

熊本市で被災地を撮り続けた2人の写真展         2017年4月26日

熊本地震の発生から1年、被災地を撮り続けた写真家2人の作品展が熊本市で始まりました。

kawabataA.jpgkawabata1_R (1).jpg道路に崩れた建物、傾いた家の前でブランコに乗る女の子...熊本市の鶴屋百貨店で始まった「旅する、熊本写真展」には、熊本地震の被災地を映した写真が約200点展示されています。地震前の熊本の風景もあります。

地震を風化させたくない――この写真展は2016年9月から、東京や大阪など全国各地で開かれてきました。発案したのは益城町で被災した写真家のカワバタマイさんです。カワバタさんは「人の数だけ、場所の数だけ、いろんなことやいろんな思いがあるので、自分に近い思いとか、好きな表現があると思う。心を満たしたり癒したり、これをきっかけに何か考えてもらえたらうれしい」と話してます。

訪れた人は「(印象に残るのは)みなさんの笑顔。こんな中でもやっぱり笑って前向いていこうというのをすごく感じた」といいます。

naganoA.jpgnagano2i無題_R.jpgのサムネイル画像一方、熊本市のギャラリーで始まった南阿蘇村に住む写真家長野良市さんの写真展「ゼロの阿蘇からの一歩」では、地震後の阿蘇の写真51点を展示しています。長野さんは「今まではほとんど地震で傷んだ風景を中心に『ゼロの阿蘇』という形で(写真を)出して来ましたが、これからは『人』人ですね。被災した状況をゆっくり見ていただきたいと思います」

地元に寄り添い続ける2人の写真家のそれぞれの写真には、前を向く熊本の姿が映し出されます。

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