益城町と熊本大学などの研究グループが益城町堂園地区の布田川断層帯の活断層について、住民らに「私たちが生きている間に、この活断層が再び動くことは考えにくい」と調査結果を説明しました。
調査は4月7日から行われ、穴を掘って過去の活断層の動きなどを調べました。この活断層は7300年前から現在までの間に少なくとも2回、大きな地震を引き起こしていたことがわかりましたが、その周期は2000~3000年とみられるということです。
説明を聞いた住民は「心配には思うが、ここで安心してこの子を育てていければ」と話していました。
調査を行った熊本大学の鳥井真之特任准教授(地質学)は「地震を子孫に伝えるためにも、地表に現れた断層の保存が必要だ」と話しました。