熊本地震の記録

著しい被害のおそれ 土砂災害「レッドゾーン」拡大      2017年5月24日

県が「土砂災害警戒区域」を再調査した結果を公開しました。熊本地震とその後の大雨で、阿蘇地域で山の崩落があったことを受けたもので、再調査の結果、警戒区域の中で、特に住宅や住民に著しい被害が及ぶおそれがある「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」が拡大し、新たに185戸がレッドゾーンに入っています。

県内全域の土砂災害危険度がわかる「土砂災害情報マップ」は yubiyubi.png こちら から

県は、昨年の地震や昨年6月の豪雨による被害が深刻だった阿蘇市、南阿蘇村、大津町にある「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」131区域をすべて再調査しました。その結果、半数以上の74区域でイエローゾーン内のレッドゾーンが拡大しました。

170519TENKEN.jpgレッドゾーン内は地震による地盤の緩みがあったり、山から遠くても土砂が流れ込んだりするおそれがあるということです。県内では阿蘇地方を中心に60か所で土砂災害を防ぐ工事の必要があり、およそ200億円の費用が必要と見込まれています。県は梅雨入りを前に、土のうを積むなどの応急措置を進めていますが、いまだに崩落した岩が多く残るなどしており、大雨警報が出た場合などは明るいうちに避難する「予防的避難」が必要です。

2017年5月19日に阿蘇市の土砂災害警戒区域を調査(写真上)した熊本大学の北園芳人名誉教授(地盤工学)は「雨の時に(山上の)土砂が崩落して、不安定な崖の土砂やがれきをを巻き込むとより大きな崩壊になってしまう。それが一番心配だ。平成24年の九州北部豪雨より少ない雨で同じような土砂災害が起きやすくなっている」と指摘しています。

県内全域の土砂災害危険度がわかる「土砂災害情報マップ」は yubiyubi.png こちら から

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