熊本地震の記録

阿蘇神社 楼門の復旧工事始まる            2016年11月1日

161031asojinjaA.jpg熊本地震で14棟が大きな被害を受けた阿蘇神社で、国指定重要文化財の楼門など6棟の復旧工事が2016年11月1日から始まりました。10月31日には工事の安全を祈る神事が行われました。

161201楼門に覆い.jpg楼門は部材を極力再利用するため、12月1日からは解体後の部材を雨風から守る屋根付きの仮囲い(縦横25メートル、高さ9メートル)で覆う作業が始まりました。楼門は覆いの中で1年かけて手作業で丁寧に解体され、復旧を終えるのは2022年度の予定で、阿蘇神社が完全に熊本地震前の姿に戻るまで、順調に進んでも5年以上かかることになります。

拝殿など文化財指定を受けていない6棟は2020年度までに復旧する計画です。

6棟のうち全半壊するなどした拝殿や回廊など5棟は解体した上で18年度末にも再建にとりかかり、20年度中の再建完了をめざします。会議や研修で使う斎館(一部損壊)は補修を施す予定です。

拝殿の再建に6億3600万円、修復工事6200万円、鳥居などの復旧工事に1億円を見込んでいます。国の重要文化財に指定されている6棟などを含めた復旧費の総額は17億円を超えると試算しています。

拝殿など国の重要文化財指定のない建物の修復・再建費用は寄付などを募って賄う計画です。県は被災した宗教法人に寄付すると税の優遇措置が受けられる「指定寄付金制度」の第1号に阿蘇神社を指定しており、これを活用して費用の半額程度を賄いたい意向です。

エントリー