熊本地震の記録

阿蘇へのう回路を守れ 冬の積雪対策次々と      2016年12月7~14日

milktizu_R.jpg熊本地震で国道57号が通行できなくなり、熊本市から阿蘇方面に向かうう回路は、俵山ルートが復旧するまでの間、通称ミルクロードと、西原村から南阿蘇村へ向かうグリーンロードだけになりました。

国道57号赤水交差点の標高は470メートルですが、グリーンロードは高いところで標高1000メートルを超え、ミルクロードの二重峠も658メートルあります。 阿蘇地方に向かうには、標高が高い場所を通る道路を利用しなければならず、冬を迎えて積雪や凍結対策が急務となりました。

M監視C_R.jpgミルクロードでは、道路を管理する県から依頼を受けた国土交通省が、積雪や事故などの道路状況を監視するため、大津町から阿蘇市赤水まで約14キロの区間に22台の監視カメラを設置し、2016年12月12日から運用を始めました。

このうち、渋滞が起きやすい大津町古城、二重峠、阿蘇市赤水などのカメラの映像は、熊本河川国道事務所のホームページ(yubiyubi.png こちら)で確認することができます。映像は静止画ですが、一定時間ごとに配信されるため、24時間、ほぼリアルタイムで道路状況がわかります。

M待避所_R.jpg100メートル間隔で距離を示す標識も設置され、国交省は「車の故障や事故の際の正確な位置情報の把握に役立ててほしい」と話しています。事故が起きた時、正確な場所がわからなくても、この標識の番号をを伝えれば迅速に事故処理や救護ができます。

このほか、大型車両がチェーンを装着できる待避所(写真右)も設けられました。降雪確率が30%を超える場合は融雪剤の散布や除雪にあたることになっています。

1214MILKJUUTAI.jpg阿蘇市の二重峠交差点には左折レーンが新設(写真左)され、12月14日から通れるようになりました。この交差点はこれまで渋滞を引き起こすネックになってきました(写真右)が、左折レーンの整備で阿蘇市方面から大津町方面への通行がスムーズになり、渋滞の緩和が期待されています。

1207kunrenA.jpg12月7日には、九州地方整備局と県が大雪で立ち往生した車を速やかに移動させる訓練を行いました。訓練はパトカーや救急車など緊急車両が通れるようにするのが目的です。約100人が参加して、重機を使って車を移動させました。

一方、グリーンロードでも凍結防止の融雪剤の散布や除雪が行われることになっていますが、ミルクロードより標高が高く十分な対応が取れない状況です。

グリーンロード.jpgのサムネイル画像12月15日には南阿蘇村河陰の地蔵峠付近で、積雪のため軽トラックがスリップしてガードレールに衝突する事故が起き、一時通行止めになりました。ただ、12月24日に俵山ルートが開通したことで、積雪時などにグリーンロードを使わなくても済むようになりました。

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