熊本地震の記録

俵山ルート開通 南阿蘇への主要交通ルート確保       2016年12月24日 

161224tawarayama.jpg熊本市と阿蘇地方を結ぶ主要ルートのひとつ、俵山トンネルを含む県道熊本高森線の通称「俵山ルート」が、熊本地震から8か月ぶりに復旧しました。一部は村道を利用して迂回するなど、俵山バイパスの完全復旧にはなお時間がかかりますが、阿蘇地方の復興を後押しすることが期待されています。

県道熊本高森線の俵山トンネルは、熊本地震で一部が崩落するなど大きな被害を受けました。俵山バイパスにかかる6つの橋も損傷しました(記事は yubiyubi.png こちら)。

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国が熊本県に代わって復旧工事を進め、トンネル内の天井や地盤のコンクリートなど損傷が大きかった部分9か所を修復。トンネル外の県道についても、村道などをう回路として活用する形で、新たに「俵山ルート」として整備し、通行可能になりました。このルートができるまでは、熊本市と南阿蘇村を結ぶルートは標高が高く蛇行した道を走る「グリーンロード」を通るか、国道57号線の阿蘇市へのう回路である「ミルクロード」経由で大回りするしかありませんでした。

グリーンロードは冬の時期は積雪や路面凍結が頻発するため通行止めになるおそれが高く、冬の阿蘇谷が孤立してしまう懸念が指摘されていました(記事は yubiyubi.png こちら)。俵山ルートが年内に確保されたことで「厳冬期を前に、阿蘇地域の円滑な物流が確保され、観光の復興にも寄与する」(石井国土交通相)ことPが期待されます。

俵山ZU.jpgのサムネイル画像しかし、俵山トンネル以外のルートはまだ村道などを活用した暫定的なルートに過ぎず、急カーブや急なアップダウンが連続しています。完全復旧にはバイパスにかかる6つの橋を修復する必要がありますが、西原村の大切畑大橋では約1メートルの横ずれが確認されるなど、なお完全復旧には時間がかかるとみられています。

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