熊本地震の記録

益城町の「あの味」が地震乗り越え玉名市で再起    2016年11月21日

161124chikinA.jpgコッコローチキンは、国産の若鶏の中にニンニクや香辛料などを詰め込み、秘伝のタレで焼き上げた鶏の丸焼きです。益城町では松下瑞樹さん、亜希子さん夫妻が、亜希子さんの父の代から34年間店を営んできました。

しかし、4月の熊本地震の2度にわたる激しい揺れは、松下さんの自宅と店舗を直撃しました。自宅は地盤が沈下して床が傾き、玄関の階段も沈み込みました。プレハブで建てられた店舗(写真右上)は、店ごと1メートルも前に飛び出しました。ライフラインも寸断され、店の再開は難しい状況になってしまいました。家族の生活も車中泊からテント生活、さらには体育館の避難所へと転々。松下さんは益城町を離れる苦渋の決断をしました。

地震から7か月がたち、コッコローチキンは瑞樹さんの故郷、玉名市に店を移して、ようやく再開しました(写真右下)。店の顔である看板(写真左)は、益城町の店舗のものを取り外して取り付けました。

営業再開初日。新天地だけに不安もありましたが、「あの味」を待ちわびたお客さんからの予約が相次ぎ、60羽分用意した丸焼きは1時間もせずに完売。亜希子さんは「『場所が変わってもいいからお店を開いて』と多くの人が励ましてくれました。(再開を)待ってくれていたおお客さんもいて、本当にありがたいです」と感謝していました。

松下さん夫妻は「先のことはどうなるかわからないけれど、益城のお客さんにも販売できるよう、どうにかしていきたい」(亜希子さん)と、益城とのつながりを忘れずにいるつもりです。

コッコローチキンのホームページ は yubiyubi.pngこちら

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