熊本地震の記録

ソニーセミコンダクタ 地震から半年でほぼ復旧         2016年10月7日

SONY.jpgソニーの子会社で半導体を製造している菊陽町の半導体メーカー「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」の工場が報道陣に公開されました。

工場では、デジタルカメラや携帯電話のカメラに使われる「イメージセンサー」と呼ばれるシステムLSⅠ(半導体集積回路)を生産し、親会社のソニーをはじめ、国内外のカメラメーカーに出荷していますが、熊本地震で大きな被害を受け(写真左、ソニー提供)地震直後は全面生産休止に追い込まれました。

懸命な復旧作業の結果、5月には一部の生産ラインを再開し、7月末にはフル稼働にこぎつけましたが、システムLSIなどの製品の中にはこの工場でしか作れないものもあり、復旧まで3か月かかったため、出荷先への影響も広がったということです。現在では地震前の生産量に戻っていますが、まだ耐震補強の工事が続いており、地震による被害額は480億円にのぼったといいます。 

上田康弘社長は「震災の後にたちすくんだ。装置が被災したことは想定していたが、建屋がこれほどまでにやられることは分からなかった」と話しました。同社では今回の復旧作業を教訓に、今後大きな災害が起きても早期に再開できる体制作りを進めていく方針です。また、半導体メーカー業界として製品の供給を滞らせないために、災害の時も事業を継続するための計画を半導体メーカー全体で共有することも検討しています。

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