熊本地震の記録

登山道路・阿蘇吉田線再開 観光復活に道筋          2016年9月16日

part4_R.jpg tozan1.jpg熊本地震で通行止めとなっていた阿蘇山上や草千里などに登る登山道路のひとつ、県道阿蘇吉田線(南登山道)は、道路の法(のり)面などが崩壊したため全面通行止めとなっていましたが、約5か月ぶりに通行できるようになりました。開通したのは阿蘇山上と南阿蘇村の国道325号を結ぶ阿蘇市黒川~山上広場までの11.6キロです。160916asosangakuA.jpg160916kaeasotizu_R_R.jpgまだ片側交互通行の区間も多く、通行時間は午前7時から午後7時までとなっていますが、これにあわせてロープウエー乗り場2階の「阿蘇スーパーリング」では、同時に阿蘇の四季を映し出すプロジェクションマッピングの上映が再開されました。

草千里周辺の女性従業員は「うれしい。車が連なってきているのを見たらとてもいい気分です」と喜んでいました。阿蘇市観光協会の稲吉淳一会長は「光が見えた。頑張りたい」と話しました。

草千里展望所付近は、約600メートルの区間で道路の崩落や地割れが見られ、展望スペースが完全に崩落しました。県が2016年7月22日、現地で説明した復旧案によると、県は阿蘇市に対し、元と同じ場所に復旧する案、元の場所より5メートル程度山側に道路を通す案、これまでの道とは全く異なる場所に最短ルートで道路を通す案の3案を示しました。

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元の場所に通す第1案は工期が1年数か月かかり、最短ルートを通る第3案は工期は数か月しかかかりませんが、観光客が草千里周辺の店舗などを素通りしてしまう可能性があるため、第1案より山側に道路を通す第2案で完全復旧を図ることになりました。

171003登山道路1 (1)_R.jpg県道阿蘇吉田線は2017年10月4日、熊本地震から約1年半ぶりに全線が全面復旧し、阿蘇市方面から山上までの東登山道で行われていた夜間通行止めも解除され、終日通行できるようになりました。

南阿蘇村側の登山口では午前10時に通行止めの看板が取り除かれ、観光協会のスタッフがミネラルウォーターや観光パンフレットなどを観光客に配りました。

南登山道の全面開通で、南阿蘇村役場からの所有時間が約40分とこれまでの半分に短縮され、観光と同時に阿蘇地方の生活道路も復旧したことになります。

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