熊本地震の記録

新阿蘇大橋は旧橋より600メートル下流 長さ3倍のラーメン橋に  2016年7月29日

160729asoime-ji_R.jpg熊本地震で崩落した阿蘇大橋の架け替えを検討する検討会が29日開かれ、新しい橋は橋脚と橋げたで橋を支える構造(イメージ図)とすることが決まりました。この構造の橋はラーメン橋*と呼ばれます。この構造を採用した理由として、活断層を避ける必要があることや、他の構造と比べて工事の期間が短いことをあげています。

160705asooohashi_R.jpg7月5日には橋や土木の専門家や南阿蘇村の長野敏也村長ら11人が参加して2回目の検討会が開かれ、新しい阿蘇大橋はこれまでの阿蘇大橋の位置よりおよそ600メートル下流の阿蘇立野病院付近(立野側)に建設することが決まっていました。

これまでより下流としたのは、立野側の国道と山の斜面の間に距離があり、土砂災害の危険性が低いためですが、この結果、新しい橋はこれまでの橋より3倍ほど長い600~700メートルになる見通しとなっていました。

熊本河川工事事務所によりますと、この一帯には地表の亀裂が連続して確認されており、断層があるとみられています。ラーメン橋は耐震性に優れ、断層を避けて橋脚をつくりやすいとされています。

九州地方整備局は今後、用地の買収や測量に入る予定ですが、建設を始める時期はまだ決まっていません。

*ラーメン橋 橋桁(はしげた)と橋脚の間に「支承」(桁を支える支点)を設けず、桁と橋脚を強く結合させて一体化させた橋。ラーメンはドイツ語で「骨組み」を意味する。支承は橋桁が荷重や温度の変化による伸び縮みを吸収するため設けるが、ラーメン橋は支承なしに橋の強度を保つため頑丈な構造となり、耐震性にも優れているとされる。

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