熊本地震の記録

地震で被災した東海大農学部 熊本市で授業再開          2016年6月30日

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熊本地震で南阿蘇村の校舎が被災し、休講が続いていた東海大学農学部が、7月1日から熊本市のキャンパスで授業を再開します。再開を前にした30日、熊本市東区の熊本キャンパスで、学生向けの説明会が開かれました。

阿蘇キャンパスでは農学部の学生およそ1000人が授業を受けていましたが、熊本地震で大きな被害を受け、近くのアパートで暮らしていた学生3人が死亡しました。再開後の熊本キャンパスでの授業は座学が中心で、阿蘇で行われていた農業実習は県の農業研修センターや授業に協力してもらえる農家のもとで行う予定です。東海大学は安全性を確認したうえで施設を改修するなどして阿蘇での授業を再開させたい考えですが、最低でも2年はかかるということです。

東海大学の山田清志学長は「これからの数年間はいろいろな苦難が皆さんを待ち受けているものと思います。しかしながらその苦難は新しい農学部を建設していくための産みの苦しみといえます」と学生に語りかけました。2年生男子学生からは「嬉しいですよやっぱり。(友人の)顔を見たら元気になります」とうれしそうでした。一方で2年生女子学生からは「実習場が近くにないから、すぐに植物にかかわれないところが不安」と話していました。

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農学部には約1000人が在籍していて、今後2年間は熊本キャンパスで講義を受け、県内各地の農家などで実習を行う予定です。大学に常駐する心理カウンセラーや医師を増やし、学生のストレスを軽減する体制も整えているということです。授業時間を確保するため、春学期の授業は1コマあたり1.5倍長い2時間15分で、通常よりおよそ2週間長い8月17日まで行われる予定です。

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