熊本地震の記録

箱詰め野菜で農業と雇用を支援 「地球農園」とは      2016年6月13日放送

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熊本地震の影響で手塩にかけて育てた作物を出荷できない――。こんな野菜を全国に販売することで、被災農家を支援する取り組みが行われています。

熊本市東区で数種類の野菜を箱詰めにしていく人たち。詰められた野菜は地震で被災した農家が育てたものです。熊本市の生産者団体「地球農園」の代表として無農薬の有機野菜の生産。販売を手がけている園田光祥さんは、地震の影響で出荷や販売が難しくなった農家を支援しようと、6月から野菜を集めてインターネットで販売する活動を始めました。

地球農園で販売されている小松菜を生産する山都町の農家、堀豊生さん(57)。地震の影響で農業用の配水管が壊れてしまい、水が使えなくなりました。1週間ほどはタンクにパイプをつないで川から汲んできた水をやっていましたが、水が足りず芽が出なくなり、水のかかり具合で小松菜の大きさが不ぞろいになってしまいました。「熊本は農業大国なので、売ってくれる人がいるのはありがたい。自分たちもそれ以上に頑張って品物を届けなければと思っている」と堀さんは言います。

地球農園はこの活動を通じて農業支援だけでなく、被災者の雇用も支えていきたいと考えています。園田さんは「農家の方はもうくよくよしていられないというか、野菜は待ってくれない。1人ずつでも外に出て仕事ができるようになれば、少しずつ経済復興にもつながるかな」と話しています。箱詰めされた野菜は1箱2000円(税込み)で売られています。

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