熊本地震の記録

老舗ホテルキャッスル 廃業の危機乗り越え再スタート     2016年8月5日

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熊本地震で被害を受け宿泊できない状態が続いていた熊本市の老舗ホテル、熊本ホテルキャッスルが、一部の客室で宿泊営業を再開しました。宿泊できるようになったのは全179室のうち70室です。

ホテルキャッスルは4月16日の熊本地震の本震で、客室があるフロアを中心に大きな被害を受けました。被害の少なかったレストランや結婚式場などはすぐに営業を再開しましたが、宿泊部門は休業が続いていました。ホテルマンたちが被災地で炊き出ししたこともありました。

斉藤隆士社長は「最悪の場合は"廃業"になるでしょうね...」と語っていましたが、5月18日に依頼していた建築会社が出した調査結果は「修復可能」。比較的被害の少ない客室から再開していくことになり、修復が終わった70室が宿泊できるようになりました。

160518castle_R.jpg熊本ホテルキャッスルは1960年(昭和35年)、天皇皇后両陛下をお迎えするために作られ、長年県民に愛されてきました。斉藤社長は「名門、歴史のあるホテルだから、それを守るのが自分たちの役目。一生懸命復活することが自分達に与えられた道だと思うので、頑張っていこうという気持ち」と話しています。

斎藤社長は5月には、「タイルが割れている部屋(の工事)を先にやって、6月末には客室が少しずつオープンしていけるのかな」と話していましたが、大雨の影響で予定より補修が遅れました。

このため「ふっこう割」の恩恵も小さく、8月の予約は伸び悩んでいるということですが、キャッスルはこれからも補修を進め、年内に全客室での営業再開を目指しています。

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