熊本地震の記録

指定外の西原村避難所に支援物資が続々届くワケ    2016年5月6日放送

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地震で大きな被害を受けた西原村で、村の指定ではなく、自主的に避難所を運営している福祉施設があります。

西原村役場からほど近い場所にある「障害者自立支援センター にしはらたんぽぽハウス」。通所していた障害者やその家族など18人が避難しています。この避難所は村の指定を受けていません。しかし、たんぽぽハウスには日本中から次々に物資が届いています。

米、野菜にお肉・・・。鹿児島の肉屋さんがすごくいい豚肉を送ってくれました。親族の知り合いとか、施設の福祉作業のつながりといった個人的なつながりによるものです。上村加代子施設長は「色んな方たちが直結で、たんぽぽにということで送ってもらえるのはすごく有難いと思っている」と話します。

避難所になったたんぽぽハウスには、様々な人が出入りしています。施設に通う障がい者は「家にいるより断然いい。外に出たほうが自分のためになる。家にいると引きこもり状態になるから・・・」と、炊き出しや配膳を手伝っています。大量に届いた物資で作る食事は約200人分。今では、近くにある村指定の避難所の食事も引き受けています。たんぽぽハウスの避難所運営をするボランティアは約30人。その中には地元・西原村で被災した人もいます。

施設長の上村さんは自ら村の一軒一軒を回り、たんぽぽハウスに来れない人の安否も確認しています。「たんぽぽハウスは地域の応援団という形で出来上がっている。地域の人といろんな接触ができたらいいなというのがある」障がい者支援にとどまらず、みんなで協力して運営する避難所には、自立を目指す被災者の姿がありました。

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