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神戸、東北の中華料理店から益城町にほかほか豚まん    2017年1月17日

170117butamanA.jpg22年前に阪神淡路大震災が起きた1月17日、神戸から益城町のテクノ仮設団地で温かい豚まんの支援が行われました。

支援を行ったのは、神戸市にある中華料理店「老祥記(ろうしょうき)」「四興楼(しこうろう)」「三宮一貫楼(さんのみやいっかんろう)」の3店です。2016年秋に神戸で被災地支援のために開いた「KOBE豚饅(まん)サミット」の収益の一部を熊本での炊き出し費用に充てることとし、老祥記の店主・曹英生(そうえいせい)さんらが熊本を訪れ、益城町の5つの仮設団地向けに各店の豚まんの詰め合わせを配りました。

この日朝の熊本地方の最低気温は零下2度と冷え込み、ほかほかの豚まんにはたちまち長い行列ができました。豚まんを食べた人は口々に「肉汁いっぱい」「おいしい」と大喜びでした。仮設団地の住民の一人は「お互いの気持ちが分かります。温かいお気持ちを有り難うございます」と話しました。

阪神淡路大震災で神戸の中華街「南京町」では多くの店が全半壊し、全国から支援が寄せられました。曹さんは「22年前の温かい支援に対する感謝の気持ちです。豚まんを召し上がって豊かな気分になってほしい」と話しました。

豚まんを配る人の中には、仙台市で肉まん店「桂雀花(けいじゃんか)」を営む呂孝志(ろたかし)さんの姿もありました。

呂さんの店は東日本大震災の津波で壊滅状態になりましたが、呂さんは、かつて被災した神戸に教えを請おうと兵庫の業界団体に問い合わせたことで曹さんと知り合い、曹さんに励まされて2015年に店を再開しています。今回は曹さんに誘われて炊き出しに参加しました。呂さんは「東日本大震災から間もなく6年がたつが、がんばっている自分の姿を見せることで、熊本の人に勇気や元気を与えられるのかなと思う」と話しました。

この日は仮設団地でも阪神淡路大震災の犠牲者に黙とうが捧げられました。曹さんは「阪神、東北、熊本。三つの被災地がつながって、みんなで一つの復興をしていきたい」と話しています。

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