元気や笑顔をくれた人たち

39年で8万個!ケーキと笑顔を子どもたちに届け続ける男性     2016年12月5日

161205SANTAa.jpg被災した子どもたちを励まそうと、島根県に住む男性が益城町と西原村の幼稚園などをサンタクロース姿で訪れ、ひと足早くクリスマスケーキを配りました。

この男性は島根県雲南市で飲食店を営む村松憲さん(69)です。熊本地震で被害にあった子どもたちを励まそうと、益城町の第二幼稚園やあじさい保育幼稚園などを訪れ、ケーキを手渡しました。「きょうはサンタクロースさんがケーキを持ってきました」 という村松サンタのクリスマスプレゼントに、子どもたちの笑顔があふれました。子どもたちからはお礼に歌のプレゼントがありました。

村松さんは39年前からボランティアで、さまざまな災害のたびに被災地の子どもたちにケーキを贈る活動を続けています。活動のきっかけは自身が受けた災害支援への恩返しでした。1964年(昭和39年)の山陰北陸豪雨で、当時高校生だった村松さんの自宅は全壊しましたが、全国からの支援に励まされたといいます。「当時、ケーキといえば、普通の家庭では食べられないお菓子。貴重なケーキを子どもたちに喜んで食べてもらうのが一番でした」と村松さんは振り返ります。

阪神・淡路大震災や東日本大震災などの被災地の幼稚園や保育所に届けてきた村松さんは、熊本地震でも益城町の幼稚園などを訪れてケーキを届けていますが、この時「クリスマスにはサンタクロースがケーキを届けに来る」と子どもたちに約束していました。 村松さんは「6月に来た時より若干子供たちが明るくなっていて、来てよかったなと思います」と話しました。

この日、村松さんは益城町や西原村の幼稚園や保育所5か所であわせて768個のケーキを配りました。これまでに全国の保育所や幼稚園に届けたケーキは、7万9105個にのぼるということです 。

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「食べてくださいね。頑張ってね」。村松さんは2016年6月6日、益城町と西原村で子どもたちに励ましの言葉をかけながらケーキを配りました。

この日、車で12時間かけて被災地を訪れた村松さんは、休む間もなく幼稚園や保育所5か所を回り、約800個ものケーキを届けました。お待ちかねの昼食タイム、子どもたちにケーキが配られる中、ハッピーバースデイの歌が。一人の男の子が6歳の誕生日を迎え、村松さんのケーキは思いがけない誕生日ケーキとなりました。

園児たちからは笑顔があふれ、「被災地の子どもたちを元気にしたい」という村松さんの思いは子どもたちにしっかり届いたようです。

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