熊本城と加藤清正

天守閣、宇土櫓内部の映像を公開          2016年11月4、16日

熊本市は2016年11月4日、熊本地震で被災した熊本城の天守閣(1960年=昭和35年再建、大天守と小天守)の内部の映像を、熊本地震後初めて公開しました。市熊本城調査研究センターが9月21日に撮影したものです。被害が大きかった小天守、大天守穴蔵(地下)の石垣が大規模に崩落したり、大天守最上階の鉄筋が破断したりしている様子が分かります。

siroA.jpg熊本市は大天守の工事を2018年度、小天守の工事を2019年度までに完了させる予定で、2019年4月から大天守を一般公開し、小天守の工事の様子を見学できるようにする計画です。大天守には地震前にはなかったエレベーターが設置されます。

11月18日には「熊本城第3の天守閣」ともいわれる宇土櫓(うとやぐら)の内部を撮影した映像が、やはり地震後初めて公開されました。熊本城総合事務所の職員3人が11月16日に撮影したものです。

宇土櫓は熊本城築城当時の姿を残す櫓として国の重要文化財に指定されており、1600年(慶長5年)の関ケ原の合戦まで肥後半国を領していた小西行長の居城、宇土城天守閣を移築したという俗説(現在は否定されている)があった古い建造物です。熊本地震でも外見に大きな傷はありませんでしたが、内部の壁の多くがはがれ落ち、建物全体が北側に傾いている可能性があることが分かります。熊本市は国などと相談しながら修理方法を検討するとしています。

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