熊本地震 連載・データ集

政府地震調査委員会の熊本地震に対する評価     2016年4月15日~2017年4月11日

発生から1年となる熊本地震について、政府の地震調査委員会は2017年4月11日、「地震活動は減衰しつつも当分は現状程度の活動が続く」という評価を公表しました。

調査委によると、2016年4月14日から公表前日の2017年4月10日までに観測した震度1以上の地震は4291回で、2016年5月の529回、2017年3月は25回でした。発生直後は余震が多かったもものの、その後の減り方は過去の地震と同様の傾向で、今月に入っても活発な地震活動が続いているということです。

熊本から大分にかけての地域では1889年(明治22年)の明治熊本地震以降、6年間に4回マグニチュード6を超える大地震が起きており、調査委は今後も強い揺れを伴う地震に注意が必要としています。

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日奈久甲佐白旗.jpg政府の地震調査委員会は2016年4月15日、緊急の専門家会合を開き、熊本地震の前震は活断層「日奈久断層帯」(写真は甲佐町白旗地区)が動いたことが原因との評価をまとめました。

余震が起きている場所を詳しく分析したところ、熊本県を走る日奈久断層帯の高野・白旗区間に沿って起きていたことがわかりました。この区間の断層の長さは約16キロで、これまでマグニチュード6.8程度の地震が発生する可能性があるとみられていました。

また、防災科学技術研究所の分析によると、地震の揺れの強さを示す指標である「加速度」は、震度7を観測した益城町で1580ガルを観測しました。これは阪神・淡路大震災で観測された加速度のおよそ2倍で、こうしたことから益城町を中心に家屋の倒壊などの被害が大きくなった可能性が高いということです。

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