化血研 不正と迷走

アステラスとの事業譲渡交渉打ち切り           2016年10月19日

160408jpg]_R.jpg化血研と国内大手のアステラス製薬は19日、事業譲渡の協議を打ち切ったと発表しました。具体的な打ち切りの理由は明らかにしていませんが、関係者によると、譲渡価格などの条件が折り合わなかったということです。

化血研は、国の承認とは異なる方法で血液製剤やワクチンを作り続けた上、虚偽の報告をしていたとして、今年1月、厚生労働省から110日間の業務停止処分を受け、経営の抜本改革を求められてきました。

塩崎厚労相は、化血研の不正は医薬品の製造販売免許取り消しに該当するとして化血研の事業継続を認めず、他の製薬会社に事業を譲り渡すよう指導。化血研はアステラスにワクチンや血液製剤の事業を譲渡する方向で交渉してきました。

しかし、関係者によると、譲渡価格や譲渡する事業の範囲などをめぐって両者の意見がかみ合わず、熊本地震や化血研の経営陣交代による中断もあって、当初から交渉は難航していました。

161019siozaki1.jpgのサムネイル画像塩崎厚生労働相は交渉打ち切りを受けて19日、緊急に記者会見し、「化血研従業員の雇用を守ることと熊本経済に配慮することは当然必要。その答えは事業譲渡しかない」と述べ、改めて化血研に対し、アステラス以外の企業との交渉を急ぎ、早急に事業譲渡を完了するよう強く求めました。

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