化血研 不正と迷走

化血研「現状のまま存続」を希望 厚労相は認めず      2016年9月9日 

160909siozaki_R.jpg化血研が厚生労働省に対し、他の製薬会社への譲渡ではなく、現状の化血研のまま存続をめざしたいと伝えたことがわかりました。

厚労省は、化血研が国に承認されたのと違う方法で血液製剤を製造し続けていたことを受け、今年1月に化血研を110日間の業務停止処分として、他の企業への事業譲渡を求め、化血研は製薬大手のアステラス製薬と譲渡交渉を続けてきました。しかし、関係者によると化血研は、「関係者の理解が得られない」ことを理由に、5日、厚労省に「事業譲渡ではなく、現状の化血研のまま存続を目指したいとの考えを伝えたということです。

これに対して厚労省は、「化血研は現状の組織では存続させることは難しい」として、重ねて事情譲渡を求めたということです。化血研の今後の事業形態が不安定なままでは血液製剤などの製造に影響が出る恐れもあるため、厚労省は期限を設定し、化血研に事業譲渡の決断を迫ることもありうるとしています。

塩崎厚生労働大臣は9日の閣議後の記者会見で、「化血研が何をされてこのような事態になっているのか、もう一度胸に手を当てて考えたほうがいいのではないか」と述べた上で「40年にわたって薬事制度の根幹を揺るがす極めて悪質な行為を続けてきた」と化血研を厳しく批判。医薬品の製造販売の継続は認めず、あくまで事業を譲渡するよう指導していく考えを改めて示しました。

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