化血研 不正と迷走

理事長ら経営陣総退陣へ     2015年12月2日  

kaketsuA_R.jpg化血研の宮本誠二理事長は2日夜、厚労省で記者会見し、一連の不祥事の責任を取ってきょう付けで宮本理事長が辞任し、 他の8人の理事全員も辞任または辞職すると発表しました。

後任の経営陣は外部からも招く方向です。第三者委員会の報告書は、「歴代の理事長ら幹部は隠ぺいを認識しながら放置していた」として、歴代経営陣の責任に言及していました。化血研は今月中にOBや大学関係者、医療関係者で作る評議員会を開き、理事長、副理事長、常務理事を外部から招く後任の人事を決める方針でしたが、厚生労働省との調整がつかず、新経営陣の決定は年明けに持ち越されました。

151202kaketsu-kougibun_R.jpg化血研は19年前、薬害エイズ訴訟の和解の際に原告らに対し再発防止を固く誓っていましたが、企業の体質は変わっていませんでした。組織ぐるみの不正が判明したことを受け、元薬害エイズ訴訟の原告らはこの日、化血研に対し、適切な対処と経緯を明示することを求める抗議文を宮本誠二理事長に手渡しました。

おことわり 化血研の宮本理事長は辞任を発表しましたが、後任が決まるまで暫定的に理事長職を務めるため、肩書きは理事長と表記します。

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