化血研 不正と迷走

ワクチン供給に不安も      2015年10月15日放送  

151015kaketsuwakutin_R.jpg化血研が血液製剤を国の承認と異なる方法で製造していた問題で、インフルエンザワクチン以外のほとんどのワクチンの出荷がストップしていることが分かりました。なかには乳幼児が定期接種する4種混合ワクチン(写真)なども含まれていて、出荷停止が長期化すれば、供給不足になるおそれもあります。

ジフテリアや百日ぜきなどの予防のため、乳幼児などに接種がすすめられている4種混合ワクチンの化血研のシェアは64%に上っています。化血研では、その他のワクチンについても国の調査が終わるまで、出荷を自粛しています。

熊本県小児科医会の杉野茂人会長は、「現時点では医療機関に在庫があり、直ちに供給不足になることはない」と述べたうえで、「4種混合は非常に重要なワクチンで、ほとんど100%の子どもさんたちが受ける。このまま出荷停止が続くと、いずれワクチンが足りなくなると思います」と心配しています。4種混合ワクチンと同じように子どもの定期接種がすすめられている日本脳炎ワクチンや、主に海外渡航者が接種し、国内では化血研でしか製造していないA型肝炎ワクチンの出荷も止まっています。

エントリー