ハンセン病 差別と偏見との戦い

菊池恵楓園の「希望の鐘」復元 佐賀県が寄贈         2017年3月27日

170327KIBOUNOKANE.jpg国立療養所菊池恵楓園(合志市)の「希望の鐘」を佐賀県が復元し、園内で除幕式が行われました。

鐘の復元は、佐賀県の山口祥義知事の呼びかけで実現しました。佐賀県出身の入所者に招かれて2016年に菊池恵楓園を訪れた山口知事が鐘の存在を知り、復元を申し出たものです。かつては歴史資料館前の高さ約20メートルの「希望の塔」に取り付けられ、社会復帰を目指して園を出る入所者を見送るために鳴らされていましたが、老朽化に伴い1970年(昭和45年)ごろに撤去されました。寄贈した新しい鐘は直径、高さともに約50センチで、約3メートルの支柱に取り付けられています。

除幕式には入所者のほか、寄付金を贈った佐賀県の小中学生71人らあわせて130人が参加しました。入所者に続いて鐘を鳴らした山口知事は「未来とか将来とか、夢とか希望というものを、まったく考えられなかった皆さん方の鐘の音に託す思いが、いかにあったのかと痛感しました」と話しました。入所者の長州次郎さんは鐘の音色について「当時の鐘の音とよく似ています」と話していました。菊池恵楓園は、この鐘を通してハンセン病問題への理解を深めてほしいとしています。

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