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混雑解消の切り札に5014号 「還暦」に現役復活     2017年3月27日

1703265014A.jpg2009年(平成21年)まで運行していた熊本市電の「5014号車」(2両編成)の車両を復活させ、運行を始めました。

熊本市電「5014号車」は1957年(昭和32年)に川崎車両(現・川崎重工)が製造した2両固定編成の連接車で、車体の間に「OK-10型」台車があるのが特徴です。元は西日本鉄道(西鉄)の福岡市内線を「1014号」として走っていましたが、福岡市内線が廃止されたため、1978年(昭和53年)に熊本市交通局が西鉄から購入。約30年熊本市電を走り、独特のツートンカラーの車体が市民に親しまれていました。

老朽化に加え、電気系統やギアの不具合のため2009年に「休車」扱いとなって、上熊本車両基地に眠っていましたが、2両編成でワンマン電車の倍近い130人の乗客を運ぶことができるため、市が通勤通学の時間帯の混雑を解消するため西鉄に修理を依頼。川崎重工、東洋電機、西鉄も協力して製造を終えていた部品を特注で製造し、西鉄筑紫工場内で大規模修理を行い、8年ぶりに製造から60年目の「還暦」の年に現役に復活しました。

熊本市交通局の島田裕士電車課長は「昔ながらの電車を好まれた方にとっては懐かしい思いの電車ではないでしょうか。古いですが、ずっと長く走って頑張ってもらい、可愛がっていただけたらと思っています」と話しています。

170509N5014.jpg熊本市交通局は5月9日、5014号車の現役復帰を記念して「Nゲージ」模型(サイズ150分の1、写真左)を300台限定販売し、交通局には発売前から長い列ができました。300台は発売から約5時間で売り切れました。

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