さよなら青ガエル

エキナカカフェが営業再開 南阿蘇鉄道再開を待つ主人   2016年5月24日放送 

熊本地震の影響で運転を見合わせている南阿蘇鉄道。地震で休業していた長陽駅のなかにあるカフェが再開しました。

長陽駅のなかにあるカフェ「久永屋」。久永操さんが10年前に開店し、阿蘇の食材を使ったシフォンケーキが看板商品です。常連客が「時間が止まっているかのような安らげる場所、癒しの場所です」というように、無人駅に誕生したカフェは地域の人たちのふれ合いの場となってきました。

そんな風景は、熊本地震で一変しました。駅舎の電気、ガス、水道が止まり、カフェは休業。駅のにぎわいもすっかりなくなってしまいました。自宅も被災し、店の片づけは手つかずだった久永さんがようやく店の片づけを始められたのは地震の3週間後からでした。

「再開の予定が立たないというのはさみしいね」「店を早くやらないかと何度も来ているんだが・・・」鉄道は不通でも、みんなが集まるカフェは再開してほしい、片づけや掃除をする岩永さんのもとに、人が集まってきました。「お元気ですか 僕の家は被害がありませんでした。これからもお元気で」。店のポストには、近所の子どもたちからの手紙も届きました。

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地震から1か月が立とうかという5月12日。久永さんはまず、シフォンケーキを焼くことから再開しました。「きょうはシフォン日和、南阿蘇日和で(ケーキの)配達にはもってこい」。久しぶりに甘い香りが漂い、ふわふわのケーキが焼きあがりました。特製のラベルには応援の気持ちを込めた「頑張れ、南阿蘇」の文字が。まずは常連のお客さんのもとに届けます。お客さんは「おいしい」「ケーキ食べたいと話していたところ」と大喜びです。

復興第一歩ですね。これで鉄道が走れば最高ですけどね。まずは地元の人たちにちょっと安らげる空間を作ってもらうのが狙い。ここから見る景色が好きだった。その1つの理由は鉄道が走っていたから。皆で復興を待っていますというのを発信できたらと思う」と久永さん。カフェは21日から土、日、祝日のみ営業を再開し、カフェが好きだった観光客と、鉄道の再会を待ち続けます。

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