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こんな時代には熱い男が…

2月10日の熊本日日新聞の朝刊に、学習塾「ブルカン塾」の塾長で、東京都内に数店舗がある「九州じゃんがらラーメン」を経営している玉名市出身の下川高士さんの記事が掲載されていました。下川さんとは2年前、東京で知人の紹介で会いました。ひと晩ですが、食事をして酒を飲み興味深い話を聞くことができました。とにかく魅力的な人で、こんな人が東京で活躍されていることを、同郷のものとして誇らしく思えたものです。そして記事を読んで、相変わらずエネルギッシュに活動されていることを知り、自分のことのように嬉しくなりました。記事を読まれた方も多いとは思いますが、簡単にプロフィールを書きます。

下川さんは東京の大学を卒業したあと、ヤクルトに入社。そこで経済的な問題などで、塾に通えない販売員の方の子供さんの勉強の面倒を見るようになりました。もともと青春ドラマが好きだった下川さんは、退職して塾を始め、“熱血塾長”となりました。
塾を開いて1年、家計に苦しむ家庭とその子供たちをみて、保護者の都合で授業料を払えないというだけで、通塾を断ることができないと、金銭的に苦しい子供たちの授業料を免除することにしたのです。しかしボランティア化した結果、経営基盤が揺らぎます。
下川さんは、塾を運営しながら自分たちの生活基盤を安定させることができる仕事を模索。たどり着いたのが「ラーメン店」でした。昼はラーメンを作り、夜は塾を運営する。真心を込めたラーメンを作り、自分たちの頑張りを子供たちに見せることで、“生きる”というメッセージを伝えることができると考えたのです。
九州じゃんがらラーメンは、人気ラーメン店の投票で上位にランキングされるほど成長し、2004年には小泉元総理が食事をしたのが、マスコミに取り上げられ話題となりました。こうして、経営にとらわれない「ブルカン式ふれあい教育」を実践できるようになったのです。
塾のOBたちは、卒塾後も悩みの相談に訪れる人も多く、塾やラーメン店で働く人も多いそうです。単なる“学習塾”ではなく、塾生たちに本当に愛されている塾のようです。

お会いして塾生たちに慕われる理由がわかりました。とにかく魅力的で、話題も多彩で熱い教育論など、話に引き込まれました。午前3時ぐらいまでご一緒させていただいたのですが、時間を感じることなく、もっと話を聞いていたいと思うほどでした。

10年以上前から、少年・少女が加害者となる重大事件が相次ぎ、このため少年法が改正されるなど、子供たちを取巻く社会環境は大きく変わりました。こんな時代こそ、下川さんのような熱い人が必要な気がします。そして、東京だけでなく故郷の熊本でも熱い思いを伝えてもらいたいと思っています。
下川さんは、全国の少年院や鑑別所に配本された「元気だそうよ」という著書のなかで、「夢」について、こう記しています。

夢を持とうよ
人に言えない夢でもいいから
小さな小さな夢でもいいから
君の夢を
ノートのはしっこに書いてごらん
君はその夢の分 頑張ることができる
なぜかって
夢が力(パワー)をくれるから

グルメたん


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