日替わりコラム

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 <MCMS_KKT_TAIGA>が来て、言った。
「ねぇ、<MCMS_KKT_NOBUKO3>、たいちゃんがお母さんをどのくらい好きかわかる?」
「さぁ、どのくらいかな?」
「大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大すきなんだよ」
 <MCMS_KKT_HYUGA>が横から口を挟んで、言った。
「ひゅうちゃんなんか、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大すきだよ!」
 大我が応じて言った。
「たいちゃんなんか、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大すきだからね!」
「ひゅうちゃんのほうが、もっと大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、大、…… 」 
 
… おやおや、これって、どこかで聞いたことがあるような……
そうそう、<MCMS_KKT_HIDETOMO>と<MCMS_KKT_TENDO>が小さい頃、これと全く同じような光景がしばしばあったなぁ(笑)……なんて考えている間にも、二人は、大、大、大、大……と競って繰り返している。

 そのうち、大、大、大…と言い疲れたのか、大我が違ったアプローチをしてきた。

「たいちゃんは、大好きを百倍するくらい好き!」
日向も負けてはいない。
「ひゅうちゃんは、一万倍好き!」
「たいちゃんは、一億倍!」
「ひゅうちゃんなんか、一兆倍!」
「たいちゃんは、あそうぎ倍!」

 げっ、そうきたか! 阿僧祇といえば、10の、56乗だったっけ? そんな難しい言葉を知ってるの?

「ひゅうちゃんは、ふかしぎ倍!」
「たいちゃんは、むりょうたいすう倍!」

えっ、ええーーっっ!

「ちょっと待って!たいちゃんも、ひゅうちゃんも、なんで、不可思議(10の64乗)とか、無量大数(10の68乗)なんて言葉知ってんの?」
「算数のノートの裏に書いてあった」

 へぇ! 子どもって、すごいな! そうやって、いろんなとこからいろんなことを自然に覚えていくんだね。

「おかあさん、むりょうたいすうの次はなに?」
「えっ、さぁ?…お母さんも、無量大数までしか、知らないけど……」
「一番大きい数はなに?」
「さぁ、何だろう?…ていうか、数に終わりはないからねぇ」
「無限…ってこと?」
「うん、そうね」
「じゃ、たいちゃんは、お母さんが、無限好き!」
「ひゅうちゃんも、おかあさんが、無限大好き!」



……まっすぐな子どもの愛に、たじろぎそうになる。
小さい子どもが親を慕う気持ちって、本当に無限大なのかもしれないな……。こんな、欠点だらけの親なのに……。

中学生、高校生、…と、大きくなった子どもたちの口から、「お母さん、無限大すき!」なんていう言葉を聞く事は、恐らくはないと思う。
小さい子どもの時だけ。この時期だけ。期間限定の特別な言葉だ。


私は今、この子どもたちに、無限大愛されている。
欠点だらけの不完全な私がその愛に応える方法は、子どもたちを、ぎゅーーっと、ぎゅーーっと、ただ、ぎゅーーっと、抱きしめることだけ、…かな?

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