日替わりコラム

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 「岸さんの家では、子どもたちのお小遣いはどうしているのですか?」と、よく尋ねられるので、今日は、我が家のお小遣い事情について。

 我が家のお小遣い事情を語るには、そのルーツとなった<MCMS_KKT_NOBUKO>の子ども時代の思い出から始めなければならない。
 私と弟は、二人きょうだい。
 小学生の頃、私と弟の月々のお小遣いの金額は違っていた。いくらだったかはよく覚えていないけれど、例えば私が500円だとすると、弟は300円、というように差がつけてあったのだ。
小学生だった私は疑問に思った。
 歳が違うというだけで、毎日やってることは二人とも同じなのに、年上という理由で、当たり前のように、お小遣いもお年玉の額も違うのはなんとなくおかしいな・・と。
 
 やがて私は大人になり、結婚して子どもも生まれ、親と呼ばれるようになった。
 <MCMS_KKT_HIDETOMO2>が小学校に上がる頃、お小遣いについて考えた際、私は自分の子ども時代のことを思い出し、そして、考えた。
 子どもたちの目から見て、平等なお小遣いの与え方ってどんなのだろう?
 いや、待って。そもそも何もしてないのにお金が与えられるっていうこと自体、おかしくない?
 でも、だからと言って、“必要なものは親が買うから、子どもにお小遣いはなし!”っていうのも寂しいよね・・。子どもだって自分で選んで自分の欲しいものを買いたいだろうし、お買い物するってこと自体、とっても楽しいことだもの。
 じゃあ、どうやってお金を与える?
 うーん、やっぱり、働いた分に対しての報酬を得る、というのが一番自然よね。
 だけど、家の中のお手伝いをお金に換算するっていうのもちょっとねぇ・・・。それじゃあ、お手伝いとは言えない気もするし・・。
 うーん、・・どうしよう???

 本を読んだり、友達の家の実践例を参考にしたりしながら、自分なりに考えて、当時の私がやってみたのが、「がんばり表」というシステムだった。
 やり方はこうだ。
 まず、一日の中で子どもたちが頑張るべきことを書き出してみる。
 歯磨き、早寝早起き、元気に挨拶、おもちゃの片付け、食べ終わった茶碗は流しに入れる、靴並べ・・・など。うちはクリスチャンなので、これに朝晩のお祈りが入る。
 書き出したものを表にして、子どもたちの人数分用意し、各自の名前を記入してから壁に貼っておく。
 子どもたちは毎日、ちゃんとやれたら、自分の表のそれぞれの項目に自分で○をつけていき、週の終わりに○の数を合計して、その数に応じてご褒美をもらえる、というやり方だ。
 この方法だと、年上の子がお小遣いを多く貰えるとは限らず、頑張った子が多く貰えるという結果になる。(でも、実際はあまり大きな差はなかった。当時は週に100円程度のものだったので)
 まずはこの方法でスタートして、子どもたちの様子を見ながら、少しずつ「がんばり表」を改善していった。

 子どもたちが小学校3,4年生になると、「がんばり表」の項目の中に、茶碗洗い、お風呂掃除、草取り・・なども加えた。
そして、その仕事の内容に応じて「がんばり表」のそれぞれの○に点数を付けることにした。例えば、歯磨きは1点、お風呂掃除は5点、茶碗洗いは10点、というように。
子どもたちは毎週末になると、喜んで○の合計点を算出し、その点数に応じて、頑張ったことに対するご褒美としてのお小遣いをゲットした。

小学校高学年ともなれば、子どもたちからの要望や意見も増えてくる。例えば長男が提案したのが、“パーフェクト賞”だ。
「がんばり表」を、もし全部○に出来たら、パーフェクト賞として、別にご褒美をちょうだい!というもの。いいアイデアなので、即採用。子どもたちのやる気は倍増した。
子どもたちと相談しながら、別枠で、家庭内“バイト”と呼べるものも決めた。草取り、車の掃除、冷蔵庫内の掃除、オーブン磨き、お風呂場の床と壁の掃除、・・などなど。「肩たたきや、お使いは、バイトじゃなくてサービスにしようよ!」という子どもたちの提案も、ありがたく採用させていただいた(笑)
お友達の誕生会に呼ばれたりしてお金が必要になれば、子どもたちは「バイトさせて!」と申し出て、決められた仕事をこなし、その報酬を得るようになった。

ちなみに、この「がんばり表」は中学生まで。
高校生になると、<MCMS_KKT_HIDETOMO2>、<MCMS_KKT_TENDO2>、<MCMS_KKT_REIKA2>、<MCMS_KKT_MANAMI2>、と、それぞれに本当のバイトを始めて、自分で自分のお小遣いは稼ぐようになったので、「がんばり表」生活からは卒業し、家での仕事は奉仕作業、というか、文字通りのお手伝いとなったからだ。
高1になった三男の<MCMS_KKT_IBUKI>も、この夏からバイトデビュー。近くのスーパーでレジ打ちをすることになっている。

・・・と、こんな感じでやってきたのだけれど、これまでには、子どもたちが頑張りすぎて、それに対する報酬が親の支払い能力を超えてしまったりすることも多々あった、というのが実情だ。そんな時、「どうしよう・・今週はみんながすごく頑張ったから、支払うお金が足りないなぁ・・」と困っていると、決まって子どもたちはこう言ってくれた。「いいよ、お母さん、サービスにしてあげる!」

こんなふうに、まあ、いろいろとあったけれど、この「がんばり表」、形を変えながら、実は今も続いている。
夏休み中は、ラジオ体操、プール、朝顔の水やり、夏休みの友、なども加わった夏休み期間限定バージョンの「がんばり表」を作って、子どもたちが、せっせと○を付ける毎日だ。


私も、主婦の「がんばり表」に○つけて、ご褒美もらえたらいいのになぁ!!
(^−^)

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