日替わりコラム

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今月は何ヵ所かの保育園で講演する機会があったのですが、
若いお母さんたちと小さな子どもたちを見ていて、ふと思い出した日記があります。
末っ子の<MCMS_KKT_FUDO>が小学一年生だった頃に書いた<MCMS_KKT_NOBUKO2>の日記です。
少し紹介させてくださいね。(^−^)

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「ただいまーっ!」
元気いっぱいに一年生の不動が帰ってきました。
額にはうっすら汗が浮かんでいます。
「あつかったぁ!」
勢いよくランドセルを置いて制服を脱ぎながら、不動は一気にしゃべり始めました。

「よしあきくんとだいきくんと、いっしょにかえってたんだよね。でも、よしあきくんたちとバイバイしたら、きゅうにおかあさんのかおをおもいだしたんだよ。だから、ふうちゃんは、ぜんりょくではしってかえってきたんだ。おかあさんにはやくあいたかったから!」
「そうなんだぁ、お母さんも、ふうちゃんが早く帰ってきたらいいなぁって思ってたよ」

「おかあさんっ!」
不動が抱きついてきました。背中まで汗がにじんでいます。

「ふうちゃん、ず〜っと走ってきたの?」
「うんっ!だって、おかあさんに、いっこくもはやく あいたかったんだもん!」

「一刻も早く? ふうちゃん、そんな難しい言葉知ってるの?」
「うんっ!いっこくもはやくってね、ちょっとでも、いちびょうでもはやく、ようじがあっても ほっといて いそぐ、ってこと!」

「すっごぉ〜〜い!ふうちゃん、ほんとに意味がわかってるんだ!」
「うん!ふうちゃんは、ほんとに、おかあさんに、いっこくもはやくあいたかったんだよ!」

朝、学校に出かけて行ったのが7時40分。
帰ってきたのが3時20分。
わずか8時間足らずの別れです。
でも、不動は、わたしとの再会を、こんなにも喜んでくれるのです。

「おかあさん だいすき!うちゅうでいちばん だいすきだよ!」
まだわたしの胸にすっぽり包んでしまえるくらい小さい不動を、ぎゅぅっと抱きしめていると、なんだか泣きたくなってきます。
そして、わたしは思うのです。
この愛すべき小さな子どもの心の中にある計り知れないほど大きな愛に、応えてあげられるお母さんになりたい、と。

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その不動も、今は六年生。
もう自分のことを「ふうちゃん」とは言わず、「オレ」と言います。
一刻も早く会いたかったんだ!と、わたしの胸に飛び込んでくることもありません。


若いお母さん。
あなたの子どもが、一刻も早く会いたい!と帰ってきたら、
どうか、ぎゅぅぅぅぅぅぅぅっっっっと、抱きしめてあげてね。
その瞬間を大切にしてほしい。
今しかない今を、どうか、どうか、大切にしてほしい。


わたしも、大切にするよ!
6年生の不動との今。
今しかない今をね!

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