日替わりコラム

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家を建てることになりました。
つい先日、地鎮祭をとりおこなったのですが、その模様は、くまもと県民テレビの「テレビタミン」という番組で、撮影していただきました。
え?
テレビ撮影? なぜ?
先日設計が出来上がった時にも、その横ではテレビカメラが回っていました。
なぜ?

さらに、今年の「24時間テレビ」、 熊本での放送部分に出演することになりました。
なぜ?

なぜテレビに出るの?
有名になりたいの?
そんなに目立ちたいの?
やっぱりお金が目的なの?
なぜ?
なぜあなたはテレビに出るの?

そんな声が聞こえてきそうな気がします。
ネット上で、ヤラセ告発だのなんだのと騒がれたのは、そんなに前のことではありませんし、
火事のことに関しても、ネット上で、沢山の批判があったことも承知しています。


・・・・・・
このオバサン、火事の後でもへらへら笑ってたよな。
近所への謝罪もなく!
他人事みたいに、元気だったよな。
近所への謝罪もなく!
どうせまたヤラセじゃないの?
保険金目当てかもね。
もしかして、自分で火をつけた?
ないとは言えない。
家を燃やして、テレビ局から金もらった、とか?
視聴率のためなら何でもします、てか?
シナリオ通り!
はい、またヤラセ! 決定!
全焼とかなんとか言ってるけど、どうせすぐに家を建てるだろ。
スポンサーがつくんじゃないの?
それで、その模様はテレビ中継されるね。
うん、間違いない。
そうやってめでたし、めでたし。
ふん、シナリオ通りだな。
こんどはどんなドキュメンタリーにするんだ?
涙の再建!てか? くだらねー!
しょせんパフォーマンスだよ。
やだね、大家族もの。
ネタがなければ火をつけてネタにする。
おお、怖い、怖い。
ま、とにかく火事なんて、どうってことないさ。
視聴率のためなら、なんでもあり。
すぐまたテレビに登場する!
涙の再建!

・・・・・・

火事のあと、そんな書き込みが踊っていたことも承知しています。

それなのに、なぜ?
なぜ 性懲りもなく、テレビに出るの?

その理由を、今日は少し書いてみようと思います。

*****

テレビには、ほんの一部しか映し出されない、というのは事実です。

火事のことで言えば・・・
火事翌日、わたしたち夫婦が近所へお詫びにまわったこと、
その際、本当にあたたかい言葉をかけていただき、心配していただいたこと、
延焼するかもしれなかったすぐ隣の家の方が、真っ先に洋服を持ってきて励ましてくださったこと、
・・・などなどなど・・・が、テレビに映ったわけではありません。

火事後に笑顔でインタビューに答えていたわたしの、その前の涙、その後の涙を、カメラが写していたわけではありません。

カメラがとらえるのは、一部です。

さらに、編集の仕方で、その映像はどのようにもなる、ということも事実です。
ナレーションしかり、BGMしかり、
さらに、コメンテーターのコメントによっても、印象は全く違ってきます。

誤解はついてまわります。
どこまでもついてまわります。

それなら、出なければいい。
なぜあなたはテレビに出るの?

テレビに出たことによって、よかったこともあるからです。

火事後の、あの批判を受けた、わたしのへらへら笑っていた映像。

ネット上での批判とは別に、メールや手紙が数百通 届きました。

その中には、勇気が出ました! という内容のものも数えきれないほどありました。
一人の匿名の方からは、「自殺をやめた」という内容の手紙がきました。
全てがうまくいかず、もう死んでしまおうと本気で思っていたときに、たまたま、<MCMS_KKT_NOBUKO2>の火事後のインタビューを見たのだそうです。
何なんだ、この人は。全てを失っても、こうやって笑っていられるなんて・・・。
その人は、ネットでわたしのことを調べ、絵日記も読んでくださり、「生きる勇気を得ました!」
と綴ってありました。

わたしは、その一人の女の方のためだけでもテレビに出てよかった、と思いました。

火事のあと、ネット上の批判の書き込みを、全部読んだわけではもちろんありません。
でも、批判や攻撃的なコメントの間に、以前、こんな書き込みを見つけました。

「あなたたちは、岸さんに会ったことがありますか? わたしはあります。 一度会ってごらんなさい。会ったらきっと、岸さんが好きになります!」

パソコンの前で、じ〜〜〜〜ん、としてしまいました。

何をするにも、反対の力は働きます。
謙虚に耳を傾けつつも、それに影響を受け過ぎてもいけないと思っています。
だから、わたしは、こんな日記を書きました。
4月1日付の、「岸信子」で検索してみれば、という日記です。http://www.kkt.jp/column/diary/diary_687194.html

今回の火事のことでは、数えきれないほどの助けをいただきました。
物質的にも、金銭的にも、精神的にも、です。
友人、知人、親せき、はもちろんのこと、これまでに行った講演先の方々、絵日記ファンの方々、
そして、会ったこともない全く知らない方々からも援助の手が差し伸べられました。

匿名での援助が、その半数を占めています。

買い物をしていたら、知らないおばあちゃんが、くしゃくしゃに丸めた千円札を、
「これで こどもにお菓子でも買ってやって」と、言いながら、わたしの手に押し付けてくださったこともありますし、
匿名で、500円が送られてきたこともあります。
決してお返し出来ないほどの、愛です。

地元のくまもと県民テレビのディレクターさんから、家を再建するところを撮らせてほしい、と依頼がありました。
少し考えさせてください、と、しばらく保留にして考えてみました。

沢山の方たちが、これまで心配してくださいましたし、今も、心配してくださっています。

家はどうするの?
もう一度建てるの? と。

それにこたえる一つの方法が、テレビ出演です。

元気です!
家は再建します!
家族みんなで力を合わせて頑張ります!
ありがとうございました! と、報告することができます。

地元のくまもと県民テレビとは、10年来のおつきあいです。
信頼できるディレクターさんがついています。
なので、
引き受けることにしました。

今年の24時間テレビのテーマは、「ありがとう!」だそうです。
なので
こちらも引き受けることにしました。
心からのありがとうを伝えたくて。

家が完成する10月まで、くまもと県民テレビの撮影は続く予定です。
この機会を、家族の記録として大切にしたい、とわたしは考えています。

以上、
長くなりましたが、なぜテレビに出るのか、その理由を書いてみました
(^−^)<MCMS_KKT_HEART>

時間をとって読んでいただいた方、ほんとにどうもありがとう!

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