日替わりコラム

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中学校へ講演に行った際、一人の男の子から質問を受けた。
自分は、将来作家になりたいと思っているのですが、岸さんはどうやって作家になったのですか、と。

作家、・・・

自分を作家だとは認識していないので、ちょっと戸惑った。

でも、確かに、こうやって、絵日記を連載させていただいたり、本を出版したり、時々は雑誌や新聞に文章を寄せて、それで原稿料をいただいているわけだから、そういう意味では、エッセイストの末席に加えていただいている、とは言えるかもしれない。

そこで、
将来文章を書く人になりたい、と望んでいる若い人たちのために、<MCMS_KKT_NOBUKO>がこの立場をどうやって得ることができたのか、少し書いてみようと思う。

***
エッセイストへの道 その1

始まりは小学生の時。
とにかく本が好きだった。
本は、子どもだった私の世界を、大きく大きく広げてくれた。
本を通して、私はどこへでも行くことができたし、何にでもなることができた。
好きな本を読むときの、ページをめくるのも もどかしいくらいにわくわくした気持ちといったら!

そのうちに、こんな本を書く側の人になりたい、と望むようになったのは、ごく自然なことだったように思う。

小学生の頃は、作家気取りで(笑)、ノートに詩や物語を綴っていた。
読書感想文では入賞の常連にもなった。
中学生、高校生になると、学校で書かされる以外に文章を書くことはあまりなかったけれど、あいかわらず本はよく読んでいた。
自分からすすんで文章を書くようになったのは、高校、短大を卒業してから、かな?
就職した会社には、社内広報誌があって、その中に、ちょこちょこ文章を書かせてもらった。詩だったり、エッセイだったり。

地元の新聞にも、何回か創作童話を載せてもらって、反響があるのは、素直に嬉しかった。

自分の本を出したくて、その道を探し始めたのはその頃だ。
とにかく、いろんな公募に応募してみた。
時々は入賞して賞金をもらったりもするのだけれど、自分の本を出版するまでには至らない。道のりは遠く思えた。

それでも、本を出したい、という望みは捨てずに、文章を綴っては公募に出す、という生活が続いた。

やがて、結婚。
出産。出産。また出産。(笑)

いつのまにか、私は、三人の子どものお母さんになっていた。

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