日替わりコラム

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ちょっと硬いタイトルだけれど、今回は我が家の性教育について書いてみようと思う。

でも、現在のことを書く前に、まず書いておきたいのは<MCMS_KKT_NOBUKO>自身の過去の経験。
小学生だった頃の自分の体験が、結構今に生かされている、と思えるからだ。


私が小学4年生か5年生の時、学校で、生理についての授業があった。
男子と女子が分かれて、教室には女の子だけ。
そこで初めて教わったのは、体の成長と共に訪れる、生理と呼ばれる月経のこと。
初めて聞くことばかりで、驚いたのを覚えている。

その日、家に帰ってから、私は、手鏡を取り出し、パンツを脱いで、自分の体を観察した。
体から血が出てくる、というのが、なんとも不思議でたまらなかったからだ。
いったいどこから出てくるのかしら?
股を広げ、手鏡を左右に動かしながら、なんとか見ようと試みたのだけれど、結局、どこから血が出てくるか、小学生の私にはわからなかった。

その日、私の中に、いやらしい気持ちなど微塵もなかった。
変な思いなど毛頭ない。
あったのは、ただ、知りたいという好奇心だけ。



自分が親になってから、子どもが抱く好奇心を、私は小さい頃の自分と重ねるようになった。

…この子は、ただ知りたいだけなんだ。

そう思うと、「なんでそんなこと聞くの?」とか、「変なこと言うのはやめなさい」などという言葉は出てこない。
思うのは、その興味に答えてあげたい、と、いうことだけ。


<MCMS_KKT_HIDETOMO2>、<MCMS_KKT_TENDO2>、<MCMS_KKT_REIKA2>、が小さかった頃、こんなことがあった。
なぜか3人一緒にトイレに入り、しばらくすると、大騒ぎしながら、3人一緒にトイレから出てきたのだ。
どうやら、女の子にはおしりの穴とは違う別の穴がある!と発見したようだ。
「おかあさん、あれはなんの穴?」と、口ぐちに尋ねてくる。
わたしは、「ああ、それは、赤ちゃんが生まれてくるところよ」と、あっさり答えた。

私の答えに、子どもたちはますます騒ぎだした。

「ええ〜っっ!あかちゃんが出てくるの?」
「すごくちっちゃいあな、なんだよ!」
「ちっちゃいあなから、どうやってあかちゃんが出てくるの?」

騒ぐ子どもたちに向かって、私は、「どうやって出てくると思う?」と、尋ねた。

ああだ、こうだ、と一生懸命考えていた子どもたちだったけれど、やがて、長男が、「わかった!」と、叫んだ。

彼の考えはこうだった。
「あのね、おしりのあなは、ふだんはしぼんでるけど、う〜〜んって力を入れると、大きなウンチが出てくるでしょ?だから、あのあなも、う〜〜〜〜んって、ものすごい力を入れたら、大きな赤ちゃんが出てくるんじゃない?」
驚いた。
実に見事な推理だ!

「ピンポーン!」と私は答えた。
長男は得意げな顔で笑っている。
そこで私は3人に言った。

「みんなが見つけた穴は、女の子が大人になって、お母さんになるときに、赤ちゃんが出てくる大切なところなの。とっても大切なところだから、汚したり、不潔にしたらいけないの。人に見せたり、人に触らせたりするのもいけないことなんだよ。忘れないでね。みんなはまだ今は小さいけれど、これから大きくなって、大人になって、いつか赤ちゃんが産めるようになるんだよ。その時に、元気な赤ちゃんが生まれるように、自分の体は大切にしないといけないの。わかった?」

3人は一様に「はーい!」と元気いっぱいに答え、遊び始めた。


数日後、二男が不意に言った。
「ねぇ、おかあさん、おかあさんにもあながあるの?」
「うん、あるよ」
「みせて!」

げっ。

いくら子どもの興味に応えたいと思ってはいても、そ、それはちょっと…。
ほら!と足を広げて見せるほどの勇気は、私にはない。

どうしよう…。

そこで、とっさに、私は言った。

「あのね、大人は毛が生えてるから、穴は見えないよ」
すると二男は、「そうかぁ」と、あっさり引き下がってくれた。

ほっ。

子どもたちの頭には、不思議が溢れている。
知りたいことが溢れている。
好奇心が溢れている。

 ……

「おかあさん、ぼくのちんちんと、おとうさんのちんちんは、どうして色がちがうのかな?
ぼくのは、はだいろで、おとうさんのはくろいんだよ」

「おかあさん、おっぱいは、いつおおきくなるの?」

「おかあさん、おとなは、どうして、わきとちんちんに けがあるの?」

……

子どもたちのその時の興味を、そのまま受け止めて、
その興味に、
それ以上でもなく、それ以下でもなく、そのままあっさり答えてあげれば、
子どもたちは満足するように思う。



我が家の性教育は、こんなふうにすすんでいったのだけれど、
その続きはまた今度。(^−^)

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