日替わりコラム

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「ちょっとヤバくない?」
「うん、かなりヤバい!」
「ほんと!すごいね!」

この会話、最初の2つが<MCMS_KKT_REIKA2>と<MCMS_KKT_MANAMI2>で、3つ目が<MCMS_KKT_NOBUKO>の言葉。
娘たちと私、三人とも同じ気持ちだったのだけれど、いまどきの子にとって、“ヤバい”は、“素晴らしい”や“すごい”と同じ意味らしい。

とにかく感動した!
高校演劇コンクールの舞台での<MCMS_KKT_IBUKI2>息吹の演技に、だ。

才能、といえるんだろうなぁ。
活き活きと舞台で演じる息吹は、普段家にいる時の息吹ではなく、まるで別の人だった。
客席で、長女と次女と私は、すっかり興奮していた。
「身内だから、ひいき目に見てしまうんだろうけど、それにしてもうまいね!」
「うん、親バカ、姉バカだと思うけど、ほんと、うまいよね!」
「ヤバい」
「うん!ヤバすぎる!」
「確かに、ヤバいっ!!」…と、この最後の力強い宣言は私(笑)。
思わずそう言ってしまいたくなるくらい、息吹はかっこよかったのだ。

コンクール終了後、帰宅した息吹は上機嫌だった。
沢山の人たちから、お褒めの言葉をもらったらしい。
もちろん、他校の女子生徒たちからも<MCMS_KKT_HEART>

「ヤバい、なんか、高慢になりそうだ」と、息吹。
…このヤバい、は、マズイということ、ですよね(笑)。

夜、息吹と二人で話す機会があった。
「今日、ほんとによかったよ、いっくん!」
「ほんと?」
「うん、ほんと!とってもかっこよくて、びっくりしたよ!」
「でも、高慢になりそう、…ってか、もう、なってるかも」

息吹と私の話題は、自然に、“高慢と謙遜”に移っていった。

「ねぇ、いっくん、謙遜って、どういうことだと思う?」と、尋ねると、
息吹は、「難しいな…、」と答える。

こういう時間が私は好きだ。
娘や息子たちと、自分の経験や思いを分かち合える時間。
私は、自分が思う“謙遜”について、息吹に話してみることにした。

「お母さんは学生の頃、謙遜って、自分の良さを否定することだ、と勘違いしてたの」

「ふぅん」
「人に何かを褒められると、すぐに、いえ、そんなことありません!って、慌てて否定してたのよね。それが謙遜だと思ってた」
「違うの?」
「うん。だんだんわかってきたの。謙遜って、自分の良さを否定することじゃなくて、自分の良さはそのまま素直に認めて、でも、自分にはできないこともあるんだ、とわかってること、なんだと思う」
「なるほどね…」
「自分には、出来る部分、優れた部分もあるけれど、出来ない部分もある、ってことを、自分でしっかり知ってること。そして、自分が出来る部分に関しても、世の中には、もっともっと優れた人がいるんだ、と、ちゃんと認めることができるのが、謙遜なんじゃないかなぁ」
「なるほど。じゃ、演技がうまい、と褒められたら、そうです!って思っていいんだ」

「いいよ!だってそれは、いっくんの素晴らしい才能だもん」
「そうか、えへへ、」
「だけど、威張ったらダメだよぉ!」
「はい、気をつけまーす!」


その後の息吹は、メールの対応に連日大忙し。
ついに、モテ期到来!…かな?(^−^)<MCMS_KKT_HEART>

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