日替わりコラム

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昨今の、心痛む事件の報道を見る度に、考える。
親の責任、親に出来ることって、なんだろう?

<MCMS_KKT_HIDETOMO2>が、今月24歳になる。
もうすっかり大人。
この長男が大人になるまでに、いったいどれくらいの人たちと関わってきたのかな?と、ふと思った。
で、ノートに書きだしてみた。

まず、家族。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、親せきの人。
地域の人たち、病院の先生、看護師さん。

幼稚園へ入ると、関わる人は、ぐっと増える。
少なくとも40人以上のお友達との出会いがあった。
担任の先生はじめ、長男に関わってくださった先生方は、10人以上だ。

小学校時代。
6年間でクラス替えは3回。最低でも、100人のお友達と一緒に勉強したことになる。

それに、部活や、児童会、登校班、地域の子ども会のお友達も入れれば、6年間で関わったお友達は、合わせて150人にはなるだろう。
6年間で出会った先生方は、少なくとも30人。

中学校時代。
3年間、毎年クラス替えがあったので、クラスのお友達、部活の先輩後輩、その他のお友達も合わせれば、長男は、150人以上の人と、関わってきたはずだ。
先生方は、といえば、担任の先生、各教科の先生、部活の顧問や進路指導の先生などなど、30人以上の先生にお世話になっている。

高校時代。
高専だったので、通ったのは5年間。
その間、長男は、100人以上の友達と、30人以上の先生方と、関わっている。

さらに、ずっと通っている教会には、幼なじみとも呼べる沢山の友人たち。
それも合わせれば、生まれてから、学校を卒業するまでに、長男は、どんなに少なく見積もっても、500人以上の子どもたちや、200人以上の大人たちと関わってきたことになる。

親の責任、親の役割は、本当に大きい。
でも、親の力だけで子どもが大きくなるわけではない、ということだ。

良い友人、良い先生、良い先輩、良い隣人、良い仲間、…などなど、多くの人たちから愛され、助けられ、励まされ、指導を受け、刺激され、感化されて、長男は大きくなったのだ。
でも、その反面、接する人々からの悪い影響も、少なからずあったかもしれない。

親がなすべきこと、親にできることって、なんだろう?

子どもが学校へ入る前に、
沢山の人々の影響を受ける前に、
しっかり伝えておくべきことがあるような気がしてならない。

「あなたが大好きよ」ということ。
「あなたは、本当に、本当に大切な存在なのよ」ということ。

勉強もしつけも大切だけれど、もっと大切なのは、そのことを心から伝えることではないかしら。

そして、そのことは、子どもたちが大きくなっていく過程で、何度でも何度でも、繰り返し繰り返し伝えていくべきメッセージではないか、と私は思う。

子どもたちが大きくなるまでに、助けてくれる人たちはいっぱいいる。
良い影響を与えてくれる人たちは、きっといる。
出会う人たちや、経験する事柄や環境も、子どもたちを育てていくのだ。
だから、親が子どもに、1から10まで何もかも全部を教えようとしたり、親だけが、全てを背負わなくても大丈夫なのではないか、と思う。

私たち親は、子どもたちを愛して、その愛を、言葉と態度で心から示して、
「あなたは本当に大切よ」と、伝え続ければいいのではないかしら。

愛されて愛を知り、愛することで愛は育つ。

人は、思いやりを受けてはじめて思いやりを知り、思いやることで、その思いやりは育っていく、と、私はそう信じている。

今日もテレビで流れる秋葉原のニュース。
ぎゅっと<MCMS_KKT_FUDO>を抱きしめていると、不動が言った。
「おかあさん、このニュースがきらいなの?だいじょうぶだよ。ふうちゃんが、おかあさんを、まもるから!」

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