日替わりコラム

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ご心配いただいているみなさん、本当にありがとう!
わたしたち家族はみんな元気です!
ご報告を兼ねて、地震発生の日から今日までのことを書きたいと思います。

★4月14日(木)
この日は夫の62歳の誕生日でした。
多分、この先一生忘れられない誕生日になることでしょう。
夜、9時26分。
突然でした。
何?なに?なに?なに?なに!なに!なに!なに これ!!
...
体が左右に激しく揺さぶられ、わけがわからない大きな揺れに、とにかくベッドの端 にし がみついて、つかまっているのがやっと。
それが、熊本地震の始まりでした。

★4月15日(金)
「すごかったねぇ!怖かったねぇ!」が挨拶代わり。
体験したことのない大きな地震にみんな心底驚いていました。
テレビを見ると、益城町の惨状が映し出されています。震度7。
わたしの住む宇土市は震度5強でしたから、それ以上です。
益城の方々はどんなに恐ろしかったことでしょう。
余震が続く中、割れたものを片付け、落ちたものを拾い上げていきます。

学校は全て休校です。


★4月16日(土)
16日と言っても、まだこの日が始まったばかりの午前1時25分。
えっ?えっ?えっ!えっ!えっ!また?!
その揺れは前よりもっとずっと大きいものでした。
宇土市は震度6強。

揺れがおさまってから、真夜中、近くの中学校グラウンドに、初めての避難をしました。
向かう途中、市役所がすごいことになってる!という声。
4階が潰れています。

朝になり、帰宅。
被害は、わたしの想像をはるかに超えていました。
わたしの自宅は、ものが落ちて散乱し、部屋中がぐちゃぐちゃになった程度で済みま し た。でも、隣接する母の家は、瓦が飛び、壁がひび割れ、サ

ッシが外に飛び出し、ブロック塀は倒れ、あらゆるものが部屋にくずれ落ち て、足の踏み場もありません。

外を見れば、崩れた鳥居、半壊した家、ひび割れた道路...。
テレビでは、さらに大きな被害を報じています。
本当にすごいことが起きたんだ...と、あらためて実感しました。

電気は通っているのですが、水は出ません。

余震が続く中、夫と息子たちが、母の家の屋根にブルーシートをかけ、外の瓦礫の片 付け を、黙々と淡々と始めました。

頼もしいなぁ!


★4月17日(日)
道路のあちこちがひび割れ、隆起し、陥没し、いたるところが通行止めです。

本当にありがたかったのは、ケータイで家族や友達と連絡を取り合うことができたこ と。
ラインやフェイスブックで安否を確認しつつ、情報を交換します。

「ほんなこつ、今度ばっかりは死んだ方がよかて思った」と泣く母。
「お母さん、写真撮ろう!こんなことは二度とないから記念に写真撮って、しゅえ ちゃん に送ろう!」
母と腕を組んで、めちゃめちゃになった部屋の前に二人並んで立ち、写真を撮りまし た。 (今回の絵日記の写真です)
こんな時に、と、ひんしゅくを買うかもしれないけれど、
こんな時こそ、笑顔でね!

仙台にいる娘は、この写真を見て安心したとメールをくれました。

これからです!


★4月18日(月)
教会には、県外の教会の兄弟姉妹たちからの救援物資が続々と届きます。本当にあり がた いです。
仕分けする人、配達する人、みんなで助け合っています。


★4月19日(火)
数メートルに渡って倒れた重いブロック塀の撤去は、業者さんに頼まなければ絶対無 理! と思っていました。ところが、長女の伴侶真広くんが指揮

をとり、息子たちが一致団結してやってのけました! 
ツルハシと巨大ハンマーでブロックを叩き割り、台車に乗せて運び、トラックに積み こみ ... そんな作業を延々と繰り返し、とうとう撤去してしまっ

たのです。
力を合わせれば、こんなことまでできるんだ、と、本当に驚きました。

わが家はこんなふうに頼りになる男手がありますが、女性ばかりのご家庭やご高齢の 方の お宅では、内も外も、手もつけられていない状況ではない

かと思います。

マンパワーの必要を、切実に実感しています。


★4月20日(水)

祈ることしかできないけれど...と思っている方に、お伝えしたいことがあります。

5年前の東日本大震災の時、テレビに映し出される目を覆うような光景に、心が痛みました。
何かしたい!しなければ!と心は焦るけれど、少しばかりの義援金と少しばかりの救援物資を送ることくらいしかできなく て、 自分の無力さを感じ

ました。
テレビの画面に釘付けになりながら、祈ることしかできないけれど、と思いつつ、ただ祈りました。

でも 今、わたしが感じているのは、祈りは届く、ということです。

数え切れないくらい沢山の方々の無数の祈りは、世界中を駆け抜けて、ここ熊本に届いています。

そうでなかったら、わたしの心に こんなに平安があるはずがないからです。

こうしてわたしが元気でいられるのも、誰かが祈ってくれてるから。
わたしは、今、そんなふうに感じています。

本当にありがとう!!

そして、
わたしたち家族なんかよりもっともっと大変な被害を受けられた方々のために、わたしも心から祈ります。

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