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 あれれ?
  携帯電話がみつからない。あちこち探してみるけれど、どこにあるのかわからない。
  それじゃあ、と家の電話からケータイあてにダイヤルする。
  たぁらこぉー たぁらこぉー♪♪
  音を頼りに探していくと、音はピアノの上のバッグの中から聞こえている。ガサゴソと探していると・・・あった!
  再会の瞬間、はいつもうれしくなる。
  呼べばいつでも応えてくれるケータイがなんだかとても愛おしくて、ここにいたのねと、思わずほおずりしたくなる。
 
  あちゃちゃ!
  今度は車の鍵がみつからない。どこを探してもみつからなくて、もうなきたくなってくる。
  「ねえ、ぼくのサイフ見なかった?」
  隣でがサイフを探し始めた。
  みつからない。みつからない。
  もうっ!
  呼べば応えるケータイみたいに、鍵にもサイフにも、バッグにも、なんにでも音がついてたらいいのに!!
  みつからない。みつからない。みつからない!!
  「ちょっと、みんなー!」
  大声で呼ぶと、あちらこちらから「はーい」と声がして、子どもたちが集まってきた。
  「お母さんの車の鍵とお父さんのサイフ、一緒に探してくれる?」
  「はーい!」 子どもたちは散らばって、一斉に部屋の中を探し始めた。
  うふっ、うふふ
  探しながら口元がゆるんでいく。
  呼べば応えるケータイも愛おしいけれど、呼べば応えるこの子どもたちは、もっともっと愛おしい