絵日記トップページへ
   
   
   

 

 

 「おかあさん、あめ、すき?」
 「雨?うーん、少し好きかな。ふうちゃんは?」
 「ふうちゃんは、あめ、すき!」
 「どうして?」
 「だって、ふうせんがいっぱいあるからだよ」
 「風船?」
 「うん!」
 雨の朝の不動との会話。
 傘をさして、長靴を履いて、幼稚園へ向かって歩きながら考える。風船ってなんだろう?
 上の子たちも、これまでいろいろユニークな言葉を発してきたけれど、雨の日に風船があるなんて言った子はいなかった。
 風船っていったい何なのだろう?

 「ねん、ふうちゃん。風船はどこにあるの?」
 「うーんとね、ほら!あそこ!」
 伸ばした不動の指の先――ああ、そうか!なるほどね!

 水たまりの中に、ポコポコと小さな気泡がいっぱい浮かんでいる。
 「あったでしょ!」
 「ほんとだ、風船がいっぱいだね!」
 「ねっ!」
 にこにこ顔の不動と、風船を見つけながら歩いていく。
 「あっ、またふうせんあった!」
 「お母さんも風船発見!」

 ふうちゃんと一緒だと、雨の日だって楽しいね!