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 5月19日、弟が亡くなった。
 死因は肺炎。肺気腫でボロボロになっていた肺には耐えられないダメージだったようだ。48歳だった。

 弟の人世は、世間的な成功からはほど遠く、仕事で出世するでもなく、お金に恵まれたわけでもない。結婚もせず、子どももなかった。
 でも弟は、母にとっては思いやりのある良き息子であり、にとってはやさしい良き弟であり、うちの子どもたちにとっては本当に親切な良きおじさんだった。
 それだけで充分だ。

 入院したのは3週間。
 その間、私たち家族は何度かの奇跡を見た。そしてその度に、祈りは本当に届くのだなあと、心から実感した。
 入院中に撮った弟の写真は、満面の笑顔。

 大好きなあなたのこの笑顔を、みんな忘れないからね。

※絵が好きだった弟のスケッチブックには数十枚の絵が残されていました。今回の絵はその中のひとつです。