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 今年も行ってきた!「小学生の水泳教室」。
 夏休みの5日間、小学生を対象として開かれるこの水泳教室を受講することは、我が家の恒例行事となっている。
 長男から始めて、二男長女二女三男三女、と子どもたちは皆、この教室のおかげで上手に泳げるようになった。
 今年は4年生の大我と2年生の日向を引きつれて5日間通ったのだが、見学しているの目にうつったのは、ふざけてばかりの日向の姿。

1日目 ------ 楽しくて仕方ない!とばかりに一人ではしゃぎまくっている。
2日目 ------ 先生の話はまるで聞かずに、勝手にもぐったり浮かんだり。
3日目 ------ 岸くん!岸くん!と何度注意されていることか・・・。落ち着きというものがまるでない。
4日目 ------ 1分おきくらいに私に向かって手を振って、笑いながらもぐったり浮かんだり、飛び上がったり回ったり、逆立ちしたり。もう、まったく!

・・・で、帰りの車の中でお説教開始だ。
 「ひゅうちゃん、水泳教室は明日でおしまいなんだよ。毎日ふざけてばっかりでしょ。今日もずーっとふざけてたよ!ひゅうちゃんはどうしてふざけてばっかりなの?」
 その途端、日向の目にみるみる涙があふれた。
 「だって・・・、お母さんに見せたかったんだもん」
・・・えっ!?
 しばらくの沈黙の後、私は気づいた。
 日向が、ありったけの技を披露してくれていたのだということ。にこにこ顔で手を振りながら、できるようになったすべてのことを私に見せてくれていたのだということを。
 ・・・そうと気づけば、説教なんて続けられやしない。
 私は言葉を選びながら日向に言った。
 「そうか・・・お母さんに見せてくれてたんだね。ちゃんと見てたよ」
 「せおよぎ見た?」
 「うん、よくできてた」
 「水の中でくるくるまわるのは?」
 「見てたよ、3回つづけて回ってたね」
 「さかだちも見た?」
 「見たよ、すごかった。・・・でもね、ひゅうちゃん、ひゅうちゃんがお母さんにいっぱい見せてくれるのはうれしいことだけど、でも、先生が一生懸命教えてくださっている時に、話をするのはいけないことなんだよ。わかる?」
 「うん」
 「明日は、ちゃんと先生の言うことを聞いてね!」
 「うん!」

5日目(最終日)
日向はにこにこ顔で私に向かって手を振っている。私も大きく手を振って、ここで見てるよとアピールする。
ふざけてばかりの5日間だったのに、それでも日向は上達していた。初めて背浮きを教えてもらって、15メートル泳いだし、面かぶりクロールでも10メートル。それに蹴伸びの美しさは見事なものだった。
終了後、指導してくださった先生にお礼を言って、お詫びの言葉も付け加えた。
「ふざけてばっかりで、すみませんでした。」
すると先生は笑顔で「いいんですよ!水と親しむことが一番ですから。日向くんは水の中が楽しくてたまらないようでしたね。それが一番なんですよ」と言って下さった。

 何メートル泳げるようになった、とか、結果を求めてはいけないんだな・・・と反省。
 さらに"見てほしい、認めてほしい、気づいてほしい、ほめてほしい"と全身で求めてくれたひゅうちゃんの健気な姿に反省、反省・・・。
 子どもの気持ちを、もっと思いやってあげられるようにならないとね!